大会:国際親善試合
結果:日本 0-2 メキシコ
場所:テレビ観戦
ヨーロッパに出向いても、ヨーロッパの国と対戦することが難しくなってしまった昨今。そんな中でもメキシコは好敵手。日本人と似たような体格で、長く日本が目指す国とされて来ましたが、その差は縮まることなくチンチンにされた記憶しかないメキシコ。
そんな相手に序盤こそ激しいプレッシングに苦しめられましたが、原口選手のミドルシュートをきっかけに、ペースを掴む日本。横幅を広く使え、中→外→中と理想的な崩しの展開。鈴木武蔵選手や伊東選手のシュートでゴールに迫りましたが、メキシコの守護神オチョア選手に立ち塞がれます。
まずまずの前半でしたが、後半に入るとメキシコがギアアップ。63分には中央からの連携で、最後はヒメネス選手の個人技でゴール。前半はほとんど消えていたヒメネス選手も、ここぞの場面で決めるのがさすがエース。「エースストライカー不在」という今の日本が抱える最大の問題。「お役御免」とベンチに下がるヒメネス選手が、本当に羨ましく映りましたよ。
その5分後にも、裏へと抜け出したロサノ選手に決められて勝負アリ。ギアの入れ方や、勝負どころでの決定力。本当に関心させられるメキシコの試合運び。日本がお手本にする国の一つではあるものの、戦術や個人スキルとは違った所で、大きな差があるように感じるのでした。
2点差とされて森保監督も選手交代。遠藤選手・橋本選手のボランチの組み合わせは興味ありましたが、ここから霧が濃くなるスタジアム。試合終盤には画面一面「真っ白」になってしまい、ほとんど放送事故レベル。せっかくの強豪相手の試合に、「試合どうこう」という環境でなくなってしまったのはとても残念。
2020年の日本代表は「得点力不足」という課題を残して終了。大迫選手が戻れば解決するような問題でもなく、急に屈強なストライカーが現れることも考えにくい。日本のストロングは豊富な2列目のタレント。この2列目の選手達が生きるような、最適な組み合わせを探した海外遠征4試合ではありましたが、その答えもまた「霧の中」といったところでしょうか。
試合採点
ハッスル度 5
見応え度 6
名勝負度 5
満足度 5
霧の中度 8
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