大会:国際親善試合
結果:日本 7-0 パナマ
場所:国立競技場 観衆4036
7-0のパラグアイよりも格下のパナマ。他の上位国はしっかりと強豪同士のテストマッチを重ねているものの、日本だけは蚊帳の外。アメリカ遠征を辞退したこがここに来て尾を引いていますが、マッチメーク力も含めて日本の実力。
スタメン総入れ替えも予想していましたが、思ったほどの変更はなく、さすがにチーム作りに本腰を入れ始めた高倉監督。しかしヘソとなるボランチはこの2試合でテスト。杉田選手・三浦選手コンビが今まで不動の組み合わせでしたが、2試合連続スタメンの中島選手が一躍ファーストチョイスに。三浦選手や林選手との相性も良く、さすがはベテランといった安定感。
そこで一列上がることになった杉田選手ですが、左サイドで競合するのはイタリア帰りの長谷川選手。パラグアイ戦での杉田選手同様、縦横無尽にピッチを動き回る長谷川選手。左サイドの選手に自由が与えられているかは定かではありませんが、それを可能にしているのは岩渕選手の存在。
穴の空いた左サイドに、岩渕選手がしっかりとポジションチェンジ。岩渕選手のケアがあって成り立つ流動性とも言えるわけですが、岩渕選手が交代した後はチームが停滞してしまうのも理由の一つ。この試合でも得点こそありませんでしたが、今の日本で一番変えの効かない選手と言えるのではないでしょうか。
菅澤選手のハットトリックを含めて、2試合連続でのゴールラッシュ。試合後半は選手やポジションを入れ替えつつのテスト。林選手や木下選手の台頭など、ワールドカップの時にはいなかった選手も増え、明らかににコマが増えているのは喜ばしいこと。最善の組み合わせを探すのも、監督には嬉しい悩みとなるでしょう。
それでもまぁ、ゴールキーパーが足をつるくらいの実力差がある相手。6月の強化試合の相手はまだ未定ですが、まずは強豪国とのマッチメークを組むことの方が、重要になってくるのかもしれませんね。
試合採点
ハッスル度 5
見応え度 6
名勝負度 3
満足度 6
マッチメーク力度 4
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