大会:キリンチャレンジカップ2021
結果:日本 1-0 セルビア
場所:テレビ観戦
A代表がヨーロッパの国と対戦するのは、なんとワールドカップ以来だとか。今回もピクシーさんとのコネが無かったら実現は難しかったでしょうから、今Jリーグにいる外国人選手・監督との繋がりは大事にしてほしいもの。何はともあれ、試合前から勝敗が分かっている最近の試合とは違った、「普通の試合」が見られるであろう同格クラスの対戦。
しかしながら期待とは裏腹に、前半はシュート1本ずつの地味な展開。10-0のような試合が面白いとは思いませんが、得点が入りそうにない固い展開は、それはそれで退屈だったりする。
しかし48分、コーナーキックのサインプレーから伊東選手のゴールで日本が先制すると、試合自体も動き出す。日本はゴール前の細かい繋ぎでセルビアゴールに迫り、大柄な相手ディフェンダーをパスワークで翻弄する姿は日本の真骨頂。ボールを失わない鎌田選手のキープ力は、全盛期の本田選手を彷彿させ、鎌田ジャパンにもなりつつある今の存在感。
そして、メンバーが多少入れ替わっても戦力が落ちない要因は、ボランチの選手層。遠藤選手がいなくても、守田選手、橋本選手のコンビの安定感。途中投入の川辺選手も遜色のないプレーを披露し、チームの安定に貢献。柴崎選手やU-24の田中選手、板倉選手と、いつのまにか激戦区となったボランチ。長い間「ポスト遠藤(保仁)」探しが課題だったのが懐かしいくらい。
そして予想以上に驚かされたオナイウ阿道選手のポストプレー。昨年のACLで見た時には、それほど印象に残らないくらいでしたから、半年間の成長ぶりにビックリ。セルビア相手にあれだけキープ出来れば、ポスト大迫にも十分期待できそう。ただ、あの幻のゴールが入るか入らないかで、今後の代表人生に左右したりもするんですけどね。
最後は勝負にもこだわって、しっかりと勝ち切ってのタイムアップ。サッカーではごく当たり前な1-0というスコアも、ここ最近の試合を見ていると新鮮に感じてしまうのも何ともはや。そして再びヨーロッパの国と対戦できるのは、何年後になってしまうのでしょうか?
試合採点
ハッスル度 6
見応え度 6
名勝負度 5.5
満足度 6
オナイウ驚き度 6.5
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