韓国 vs オーストラリア

大会:AFCアジアカップ 決勝

結果:韓国 1-2 オーストラリア

場所:テレビ観戦


超満員のスタジアム。ケーヒル選手が守備をするほど、緊張感漂う決勝戦。解説の山本さんもおっしゃっていましたが、親善試合を10試合するより、この1試合が「経験」になるのでしょうね。前半は一進一退の五分の展開でした。


しかし前半終了間際にオーストラリアが先制点を決めたことで、後半はリスクを冒さなくなりました。オーストラリアらしい試合運びと言えますが、2点目を取りに行っていれば、もっと楽な展開になっていたかもしれません。


後半は韓国の攻勢が続きましたが、オーストラリアの固い守備の前に、それほどチャンスは作れません。しかし終了直前のソン・フンミン選手の見事な同点ゴール。少ないチャンスをモノにする。そして苦しい時に決めてくれるエース。日本が見習いたい点ですね。


開催国で初優勝を狙うオーストラリアと、55年ぶりのアジア制覇を目指す韓国。この二つの国の「優勝にかける想い」がビシビシ伝わる名勝負でした。はたして日本には、これほど優勝への執着心はあったでしょうか。延長戦で体が動かなくなった時、やはり最後は気持ちの勝負になるものです。


開催国の優勝というハッピーエンドで幕を閉じたアジアカップ。オーストラリアをアジアから排除しようというニュースが流れていましたが、僕は「アジアに来てくれてありがとう」という気持ちです。オーストラリアの存在は、確実にアジアのレベルを上げていますし、日本にとってもレベルアップに欠かせない好敵手です。


試合採点

ハッスル度 7

見応え度 7

名勝負度 7

満足度 7.5

総力戦度 8