FC東京 vs 鹿島アントラーズ

大会:JリーグD1 1stステージ第11節

結果:FC東京 0-1 鹿島アントラーズ

場所:味の素スタジアム 観衆42070


現在5連勝で2位につけているFC東京。ハリルジャパンの合宿メンバーにも5名が選ばれるなど、今最も勢いのあるクラブでしょうか。前売りチケットも完売した、注目の鹿島戦を現地観戦です。


チームの勢いとは対照的に、東京の戦い方は堅実です。いわゆる1対0の美学。固い守備をベースに、ロースコアゲームを勝ち切るという、イタリア人監督らしいサッカーを披露しています。


の固い守備の要となっているのが、キーパーの権田選手。今日の試合でも再三のビッグセーブで、守備を引き締めていました。キーパーのセーブは、ストライカーのゴールと同じくらい、結果に直結するプレーです。今シーズンの安定感は、大いに代表での活躍も期待できそうです。


逆に攻撃陣は沈黙。何度かサイドを切り込むものの、中央の迫力が足りない印象です。後半頭からは、前田選手を投入し、ヘディングの強さを見せましたが、鹿島の体を張った守備陣を崩しきれず。期待の武藤選手も、ほぼ見せ場なく終わりました。


一方の鹿島は、前半に先制してからはのらりくらりと試合を進め、東京が前掛かりになったスキをついて鋭いカウンター。柴崎選手も、ここぞの場面ではゴール前に入ってくるなど、怖い存在になっていました。ACLでは見せられなかった鹿島らしい試合運びで、見事1点を守りきりました。


後半30分過ぎからは、カウンターの応酬などで試合はヒートアップして行きましたが、それまでは見せ場の少ない渋い展開でした。どちらかというと堅いサッカーをする両チームなので、ある程度予想できた展開に、「らしい」試合とも言えるのですが、今日は42000人越えの満員のスタジアム。良い意味で、予想を裏切る試合を期待していたのですが・・・


試合採点

ハッスル度 5.5

見応え度 5

名勝負度 5

満足度 5

らしさ度 6.5