スフィーダ世田谷FC vs ASハリマアルビオン

大会:なでしこリーグ2部 第9節

結果:スフィーダ世田谷FC 1-1 ASハリマアルビオン

場所:味の素フィールド西が丘 観衆343


なでしこ2部リーグの4位と6位の対戦です。昇格争いは、長野パルセイロLが頭一つ抜け出した感がありますが、入れ替え戦の権利を得られる2位に入るため、お互いに負けられない一戦です。


世田谷は左サイドからの攻撃が多いのですが、自然とそのエリアは密集度が高くなり、なかなかゴール前までボールを運べません。


逆にハリマは、シンプルに裏を狙う攻撃を徹底しているので、カウンターを受ける危険も少なかったです。シュートシーンがほとんど見られなかった前半でしたが、後半に入るとサイドバックの攻撃参加など、積極性も見られるようになります。


それでも密集での局地戦が続き、両チームとも可能性を感じる攻撃は、なかなか見られませんでした。ようやく試合が動いたのは後半87分。ゴール前で長崎選手が仕掛けてPK獲得。これを冨山選手が冷静に決めて先制ゴールです。


やはりこういう均衡を破るのは、個人の突破です。ここで勝負ありかと思われましたが、ハリマも諦めません。後半90分、セットプレーのこぼれ球から、千葉選手の見事なシュートが決まり、土壇場で同点に追いつきました。


今日は暑いなかでの試合ということもあり、後半85分までは、正直見所の少ない凡戦になっていました。しかし、まさか残り5分でこのような展開が待っていようとは・・・ やはりサッカーは、90分最後まで観てから評価しないといけないですね。


試合採点

ハッスル度 4.5

見応え度 5.5

名勝負度 5

満足度 5

局地戦度 6