川崎フロンターレ vs ドルトムント

大会:Borussia Dortmund Asia Tour 2015

結果:川崎フロンターレ 0-6 ドルトムント

場所:等々力陸上競技場 観衆24650


縦に早いサッカーの代表のようなドルトムント。今シーズンからトゥヘル監督に変わり、その傾向は一層深まるでしょうか。一方Jリーグではパスサッカーの代名詞となっている川崎の風間サッカー。日独のポゼッションサッカーとカウンターサッカーの対決という、非常に興味そそる魅力的なカードを現地観戦して来ました。


実力からいってドルトムントが強者、川崎が挑戦者の立場ではありますが、それぞれのサッカースタイルは真逆です。弱者を相手でも速攻スタイルで得点を重ねるドルトムントのサッカーは、日本代表にとっても大いに参考になるのではないでしょうか。


大量得点の先駆けとなった香川選手の2得点。この得点の他にも見事な活躍、前半で間違いなく一番輝いていた選手でした。珍しいヘディングシュートを見れたのもラッキー。トゥヘル監督には香川選手はどう映ったでしょうか。岡崎選手を開花させた監督ですから、もう一人のシンジの能力も引き出して欲しいですね。


丸岡選手も得点後からはのびのびしたプレーを披露し、オーバメヤン選手のスピードはとんでもなかったです。ドルトムントの圧倒的なゴールショーを僕も楽しんでいましたが、4点5点と入るうちに「さすがに川崎大丈夫か?」という気持ちにもなっていきました。


川崎も前半はポゼッションで、ボールを触らせない時間も多かったですが、後半はほとんど遊ばれてしまいました。一人気を吐いていたのがレナト選手。何度もドリブル突破でチャンスを作っていましたが、あまり活躍されるとドイツに引き抜かれてしまうかもしれませんね。


予想以上の差を見せられて、多少ショッキングな思いもありますが、スピード感あふれるダイナミックな攻撃と、日本人選手の大活躍も見れるなど、エンターテイメントとしては最高でした。ちなみに今日はドルトムント側の席で観戦していたのですが、もっとブンデスリーガの雰囲気も作り出せたら、面白いだろうとも思いました。


試合採点

ハッスル度 7

見応え度 7.5

名勝負度 4.5

満足度 8

エンターテイメント度 7