結果:日本 5-0 インド
場所:国立代々木競技場
フットサルコートリオデジャネイロパラリンピックへの出場権は2枠。もう一つも負けられない、苦しい戦いが続いているブラサカJAPANですが、なんとかリオへの切符を手にいれて欲しいものです。とは言うものの、これがブラインドサッカー初観戦。この大会はスカパーで放送されているので、しっかりルールなど、予習してからの現地観戦です。
タイムアウトや累積ファールなど、サッカーよりもフットサルのほうが近いのかもしれません。サイドフェンスがあるのも特徴ですが、このフェンスの使い方も、戦術としても大きな役割を持っているようです。
そしてブラインドサッカーの最大のポイントは「音」。ボールの音や、監督の指示を頼りにプレーするため、応援はもちろん、ヘリコプターが飛んでも試合中断になるほど、静寂が大前提となります。後方から絶えず指示を出しているゴールキーパーの役割も、サッカー以上に重要かもしれません。
日本はセットプレーからの得点を皮切りに、着実に点数を積み上げていきました。特に後半14分に決めた、川村選手のドリブルからのゴールは見事でした。相手選手を軽くかわすドリブルや、隅を狙ったシュートなどを見ていると、ついつい目隠しされていることを忘れてしまうほど、一つ一つのプレーが驚きの連続です。
結局日本は5得点を重ね、リオへの切符は、最終節へ望みをつなぐことになりました。初めてのブラインドサッカー観戦でしたが、まるでゴルフやテニス会場のように静寂の中、食い入るように選手のプレーを見つめ、得点が入れば一転喜びを爆発させます。その緩急のある会場の雰囲気は、スポーツ観戦の理想的なあり方ではないでしょうか。
それにしても、静寂に集中すればするほど、東京の騒音が耳に入ってくるものですね。
試合採点
ハッスル度 6
見応え度 6
名勝負度 5.5
満足度 6.5
驚き度 7
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