結果:日本 3-4 韓国
場所:東京ドーム 観衆40258
ここまで破竹の勢いの新生サムライジャパン。若い世代ながら結果を残している選手達で、まさに日本のオールスターらしく、非常に華のあるメンバーが揃いました。なかなか若手の台頭が無く、停滞感が漂うサッカー日本代表に変わって、人気急上昇なのも頷けますね。というわけで、宿命のライバル韓国との準決勝を現地観戦です。
重量打線がウリの韓国を、バッタバッタとねじ伏せる大谷投手。7回を被安打1という完璧な投球で、韓国打線を寄せ付けません。1球ごとに会場からどよめきが起こるほど、見る者を楽しませるスーパーな投手になりましたね。
日本は4回に相手のミスがらみで3得点。大谷投手が崩れる様子はみじんもなく、完全な日本ペースの試合に、会場内ではウェーブが起こるなど、楽勝ムードの緩い空気が漂っていたように思います。しかし僕が期待していたのは、国際大会ならではの緊張感のある試合でした。
過去のWBCでは、何度もシビれるような試合を見せてくれた日韓戦。強くなった日本代表に頼もしさを感じつつも、試合内容には物足りなさを感じていました。それがまさか、9回にこのような展開が待ち受けていようとは。
ヒットとフォアボールで1点差まで追い上げる韓国。なおもノーアウト満塁で主砲のイ・デホ選手。少ないながらもテーハーミングコールが巻き起こり、一気に緊張感に包まれる会場の雰囲気に、「これぞ国際試合」と秘かに喜んでいたのもつかの間、まさかまさかの逆転劇を見ることになってしまいました。
毎度ながら韓国の粘りには驚かされます。崖っぷちに追い込まれた日本でしたが、秋山選手のスーパーキャッチが出た時は、何かが起こりそうな予感も十分だったのですが・・・
快進撃を続けるチームが、思わぬ所で負けることはよくありますが、さすがにこの敗戦は「まさか」でした。監督も含め、若いチームの経験値の差も出たのかもしれません。しかし、この日本代表が魅力あるチームであることは変わりません。願わくばもっとこの日本代表の試合が、見られる機会が増えると良いのですが。
試合採点
ハッスル度 6
見応え度 7
名勝負度 6.5
満足度 6.5
まさか度 8
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