IFSCボルダリング・ワールドカップ八王子2018

大会:IFSCボルダリング・ワールドカップ八王子2018

優勝:男子 ガブリエーレ・モローニ 女子 野口啓代

場所:エスフォルタアリーナ八王子


ワールドカップだけあって金属検査や警備員も多く、物々しい雰囲気もあった会場内。そして一番残念だったのが、競技の撮影が禁止だったこと。どうやって多くの人に知ってもらうか試行錯誤しているスポーツも多い中、前時代的な対応にはがっかり感もありました。


それでも大勢の観客で埋まったアリーナ。プロジェクションマッピングとの相性も抜群で、選手のプロフィールを映しながらの競技はナイスアイディア。日本人選手だけでなく、外国人選手に対しても「ガンバ」と声援を送るの応援にも、好感が持てるのです。


男女とも日本人選手が大活躍して、しっかりと日本大会を盛り上げてくれました。女子は野口選手、野中選手のワンツーフィニッシュ。特に野口選手は女王の風格も十分。他の選手が苦戦した課題でも、野口選手がやると簡単そうに見えるほど。表彰台での涙も感動的でした。


一方の男子は難易度の高い課題が多く、なかなか完登者の出ない展開。大会が盛り上がるかどうかは、課題をデザインする側もけっこう重要ですよね。最終課題では楢崎選手とガブリエーレ選手が一発完登で、劇的逆転劇も見応え満点。会場内も多いに盛り上がったフィナーレとなりました。


大会採点

ハッスル度 6.5

見応え度 6.5

名勝負度 6.5

満足度 7

日本選手の活躍度 7