日本 vs ウルグアイ

大会:キリンチャレンジカップ2018

結果:日本 4-3 ウルグアイ

場所:埼玉スタジアム2002 観衆57239


ずっとこんな日本代表が見たかった。今までの日本代表と言えば、ゴール前でもパスを選択するのが当たり前。横パスやバックパスばかりで、ドリブルで仕掛けることなどごく僅か。長年そんなサッカーが染みついていたせいか、この日目の当たりにしたサッカーが、日本代表には見えなかったくらい。見ていてとにかく気持ちがいい!


やはりこの躍動感の要因は、中島・南野・堂安の3選手によるもの。特に中島選手はまさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、前を向かせたら怖い物なし。一対一でも十分突破できる上に、長友選手と絡めば左サイドは鬼に金棒。「サイドを制せば試合を制する」。森保ジャパンの強さの要因はココに尽きると思います。


中島・長友コンビよりは、連携は見せられなかった右サイド。それでもパナマ戦のように中央に入りすぎることなく、左サイドとのバランスを保っていた堂安選手。ペナルティエリア内での崩しから見事な得点を決めて、元チームメイトのミスも帳消しにする活躍。


そして、1.5列目から得点を重ねる南野選手。トップ下で得点力のあった香川選手のドルトムント全盛期を彷彿させますが、残念ながらその時期には左サイドで起用されていた香川選手。やはり選手は適材適所。選手の普段通りの能力を、そのまま発揮出来てる森保ジャパン。


そして旬の選手は旬の時に使うのが鉄則。チームで活躍している選手が、代表でも活躍するのは当然なのです。もちろん3失点したことや、交代枠を使わず勝利を優先したことなど課題もあり。


それでも相手はFIFAランク5位の強豪ウルグアイ。金星には見えないくらいに圧倒し、中島選手の言う「面白いサッカー」を見せてくれた日本代表は初めて。これからの日本代表を期待せずにはいられない。それだけに、つい3ヶ月前のワールドカップをこのチームで戦っていたら・・・とはついつい考えちゃいますけどね。


試合採点

ハッスル度 7

見応え度 7

名勝負度 6.5

満足度 8

イケイケ度 8