大会:AFCアジアカップUAE2019
結果:日本 1-0 サウジアラビア
場所:テレビ観戦
負ければ終わりの決勝トーナメント初戦。立ち上がりからサウジアラビアに支配されるものの、20分にコーナーキックから冨安選手がヘディングで合わせて先制。この得点により、日本ペースの試合になるかと思いきや、その後もサウジアラビアにボールを持たれる展開。
サウジアラビアのボール支配率は驚きの76パーセント。相手はスペインでもブラジルでもなく、FIFAランク69位の格下。アジア相手にここまで支配された試合も、ちょっと記憶にないくらい。
しかし、ゴール前での精度は低く、松木さんがヒートアップするほど、失点しそうな気配は感じられませんでした。両サイドの原口選手や堂安選手も守備に追われ、日本の攻撃は南野選手と武藤選手のカウンターのみ。
ゴール前で守備を固めて、奪ってからのロングボールは、いわゆるハリルジャパンの「縦に速いサッカー」。選手のインタビューを聞いていても、試合途中からは割り切って、この守備的なサッカーに徹していた様子。
悲しい別れ方をしたハリルホジッチ前監督ですが、こういう戦い方も身についている点では、ハリルジャパンの4年間も無駄ではなかったのかもしれませんね。
しかし、カウンターサッカーが、日本に向いているとはやっぱり思えない。何よりハリルホジッチ監督の首を切ってまで、ジャパンズ・ウェイを進もうとしているのならば、サウジアラビア程度にパスサッカーで負けたらまずいでしょ。
ディフェンス陣の奮闘もあって、勝ち切ったことで次には繋がりました。残り3試合の中で、「これぞ日本」というサッカーを見せて欲しいものです。
試合採点
ハッスル度 5.5
見応え度 5
名勝負度 4
満足度 5
ハリルジャパン度 7
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