府中アスレティックFCプリメイラ vs さいたまサイコロ

大会:日本女子フットサルリーグ2018 プレーオフ 準決勝

結果:府中アスレティック 5-6 さいたまサイコロ

場所:駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場 観衆497


女子フットサルリーグのプレーオフ準決勝。シーズン上位の府中は引き分けでもOK、さいたまは勝利が必要というシチュエーション。


前半は府中のペース。開始4分、門井選手の縦パスから千田選手が決めて先制。その後はお互いに1点ずつ取り合う一進一退の展開が続きましたが、10分、12分と立て続けに府中がゴールを奪うと、この試合初めての2点差。


さいたまはタイムアウトで間を取りましたが、その直後にゴールを奪ったのは府中の方。完璧な崩しから、門井選手のゴールで3点差。前半からパワープレーを仕掛けるさいたまでしたが、シュートがポストに弾かれるなど、運も府中に味方し、勝負は決したかのように見えた前半。


引き続き後半頭からパワープレーを仕掛けるさいたま。その積極性が功を奏し、後半早々に1点返すことに成功すると、試合の流れは一転してさいたまペースに。


そのさいたま逆襲の牽引役となったのが筏井選手。なでしこリーグの浦和レッズからフットサルへ転身したことで、注目を集めた選手。久しぶりに見た筏井選手のプレーは、足裏を使ったフェイントなど、まさしくフットサルプレーヤー。


相手選手を交わしてゴラッソな同点ゴールを決めると、逆転PKも決めてハットトリックの大活躍。合計11点が入った熱戦とともに、日本代表の藤田選手と筏井選手のマッチアップなど、見応え満点だった試合。


ただ一つ残念だったのは、府中がパワープレーを仕掛けたのが残り30秒になってからだったこと。リスクを恐れず、前半からパワープレーを仕掛けたさいたまとの積極性の差が、勝負の分かれ目になったでしょうか。


試合採点

ハッスル度 7

見応え度 7

名勝負度 7

満足度 8

筏井劇場度 7