2019世界柔道選手権

大会:2019世界柔道選手権 男子90kg級/女子70kg級

優勝:ノエル・ファントエンド/マリー・イヴ・ガイェ

場所:日本武道館


世界柔道選手権の日本開催は9年ぶりだとか。来年の東京五輪に向けてのプレ大会も各競技で始まっていますが、観客を入れずにいわゆる「テスト」が多い他競技。そんな中で、実際の世界大会をオリンピックと同じ会場・雰囲気の中で開催できるのは、柔道の強みでもあり、開催国のメリットですね。外国の観客も多く、様々な言葉の応援が飛び交い国際大会の雰囲気満点。女子代表、新井選手の予選敗退は残念でしたが、男子代表、向選手に期待がかかる世界柔道5日目を現地観戦して来ました。


女子準決勝第1試合

サリー・コンウェイ ●一本○ マリー・イヴ・ガイェア

グレッシブな攻防から、マリー選手の押さえ込みで一本。


女子準決勝第2試合

マルゴー・ピノ ●一本○ バルバラ・ティモ

低い体勢から、ティモ選手の鋭い背負い投げで一本。決勝ラウンド初の立ち技一本に場内も沸く。


男子準決勝第1試合

向 翔一郎 ○反則● マーカス・ナイマン

お互いに技を繰り出す熱戦。ゴールデンスコアまでもつれましたが、攻め続けた向選手の反則勝ち。今日のベストバウト。


男子準決勝第2試合

ネマニャ・マイドフ ●一本○ ノエル・ファントエンド

激しい組み手争いから、最後はファントエンド選手の背負い投げ。この日一番綺麗に決まった一本。


女子銅メダルマッチ第1試合

サリー・コンウェイ ○一本● POLLERES Michaela

お互いに「技あり」を取り合う応酬。最後はサリー・コンウェイ選手の体落としで決着。大技連発の試合に柔道はこうでなきゃ。


女子銅メダルマッチ第2試合

マルゴー・ピノ ○一本● アンナ・ベルンホルム

ピノ選手の連続技で一本。短期決着も柔道の醍醐味。


女子決勝

マリー・イヴ・ガイェ ○一本● バルバラ・ティモ

うつ伏せの相手を無理やり起こして逆十字。総合格闘技のような試合でマリー選手の優勝。パワーも凄いね。


男子銅メダルマッチ第1試合

マーカス・ナイマン ●一本○ アクセル・クレルジェ再三の巴投げを仕掛けるマーカス・ナイマン選手。しかしアクセル・クレルジェ選手の巻き込み投げから逆転一本。


男子銅メダルマッチ第2試合

ネマニャ・マイドフ ○一本● トート・クリスティアーン

ネマニャ・マイドフ選手の返し技2発で、合わせ技一本。


男子決勝

向 翔一郎 ●優勢○ ノエル・ファントエンド

もちろん今日一番の大声援。アグレッシブに攻める向選手でしたが、残り30秒で「技あり」を取られ敗戦。うーん残念。この借りはオリンピックでお願いしますよ。


大会採点

ハッスル度 6

見応え度 6

名勝負度 6

満足度 6

国際大会度 7