東北フリーブレイズ vs 栃木日光アイスバックス

大会:プレシーズンゲーム2020

結果:東北 4-3 日光

場所:FLAT HACHINOHE


まだまだ有観客試合に慎重なスポーツも多い屋内競技ですが、プレシーズンから試合を見せてくるアイスホッケーはとてもありがたい。今年オープンしたばかりの「フラット八戸」の素晴らしい環境と臨場感と相まって、はるばる八戸まで訪れた甲斐もあったもの。


ジャパンカップ前最後のプレシーズンゲームですが、試合は開始1分で日光が先制。カウンターからキーパーの弾いたパックを寺尾選手が押し込むゴール。


しかしこの直後、機械のシステムトラブルによりしばらく試合が中断。時計が止まり、逐一時間と説明がアナウンスされ、運営側も大変そう。この日は審判の負傷や確認などで、何かと中断することが多かった試合。選手にも見る方にもストレスを感じ、試合運営には課題も見られたでしょうか。


再開後は日光の激しいディフェンスに苦しめられる東北。ゴール前からのチェイシングや、フェンス際でのバトルも迫力十分。7分にもパワープレイから牛来選手がゴールを決めて、日光がリードを広げます。


第2ピリオド7分、東北は抜け出した大宮選手がキーパーと一対一となり、これを落ち着いて決めて追い上げムード。6対4のキルプレーでも粘りの守備で日光に追加点を許さず、尻上がりに試合は東北ペースに。


迎えた第3ピリオド15分、所選手のミドルシュートがキーパーの肩口をかすめゴール。17分にはシモン・デニー 選手がドリブルで切り込み、土壇場での同点ゴール。こうなると流れは完全に東北。延長戦での3on3で日光がファール。パワープレーとなった東北は田中選手が押し込みゴールデンゴール。


東北はこれが「フラット八戸」での初勝利だとか。日光相手に逆転勝利と、最高の形でプレシーズンマッチを終了。もちろん観戦する側にとっても、ホームチームの延長逆転劇が見られたわけですから言うことなし。本番のジャパンカップは10日からスタート。


試合採点

ハッスル度 6.5

見応え度 7

名勝負度 6.5

満足度 6.5

システムエラー度 7