大会:国際親善試合
結果:日本 0-0 カメルーン
場所:テレビ観戦
日本代表戦も国内組で戦ったE-1選手権以来。海外組も参加したアジア予選まで遡ると昨年の11月ぶり。1年近く日本代表の試合が無かったわけですが、ユースや女子、フットサルやビーチサッカーまで、サッカーファミリーの屋台骨を支えるのが日本代表。早く国内での興行も行えるようになるといいですが、ひとまず国際試合が出来るようになったことは嬉しい限り。
それでも地上波放送では「オールヨーロッパ組」を強調し、試合中でもベンチの久保選手をクローズアップ。衛星中継でピッチレポートを挟んでくるなど11ヶ月ぶりの日本代表戦ながら、放送するテレビ局側は「相変わらず」という印象。
そんなオールヨーロッパ組の利点として、外国人選手のスピードやリーチの長さへの順応性。国内の選手ではアジャストするのにどうしても時間がかかってしまいがちですが、普段からヨーロッパで戦っている選手ならすぐに対応できるであろう。そう思っていたのですが、パスはことごとくカメルーン選手の足に引っかかる。
選手も想像以上のリーチの長さのカメルーン。そして組織力でも想像以上。後方からビルドアップで繋いでいく展開で、ボール保持率でも日本をリード。逆に日本のプレスはハマらずに、ボールを奪うことの出来ない苦しい前半。
すると森保監督は後半から3-4-2-1にシステムチェンジ。これが最初から予定していたことなのか、前半を見た上での戦術変更なのか。そのどちらかで意味合いは大きく変わってきますが、オプションとして違うシステムを使い分けられるのは大きな武器。森保監督自身は3バックでやりたそうなのが伺えますが、こういうテストマッチではどんどんトライしてほしいもの。
その効果が出始めたのが後半30分過ぎたあたりから。右サイドの伊東選手からチャンスを作り、大迫選手や原口選手のシュートでこの試合数少ない決定機。終了間際には久保選手のフリーキックで見せ場も作りましたが、トータルでは両チームともにチャンスの少ない低調な内容。
10月に行われた2020年最初の日本代表戦。まぁ11ヶ月ぶりの試合となれば、「こんなものか」とも思えるわけで。13日のコートジボワール戦では、もう少しエンタメ度の高い試合を期待したいところですが、まだそれも難しそうに感じたカメルーン戦でした。
試合採点
ハッスル度 4
見応え度 4
名勝負度 4
満足度 4
引っかかる度 6.5
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