カターレ富山 vs いわてグルージャ盛岡

大会:JリーグD3 第22節
結果:富山 0-1 岩手
場所:富山県総合運動公園陸上競技場 観衆2592

若干ながらアウェー席も開放され、スタジアムグルメの数も試合ごとに増加。少しずつ元に戻りつつあるスタジアムの風景。GoToキャンペーンや、新幹線の割引など、ビックリするほど安く遠征の出来るご時世。今月にはGoToイベントも予定されているみたいですので、ますますJリーグには追い風になって欲しいもの。

10位富山と13位岩手の対戦。開始4分、松原選手のロングスローにどよめくスタジアム。この試合ではロングスローの場面で手拍子が起こり、富山の武器として定着している様子。手で扱えて、オフサイドが無いとう、特別有利なセットプレーがスローイン。それなのにあっさり相手に渡してしまうスローインを度々見かけると、ガッカリしてしまうもの。

そんな松原選手のロングスローを武器に、試合の主導権を握るのは富山。岩手はカウンター狙いで、何度か富山ゴールに迫る場面もありましたが、両チームともに決定機の少なかった前半。

試合が動いたのは61分。岩手のクロスがペナルティエリア内でハンドを誘発し、PK獲得。無音のスタジアムでは抗議の声もしっかり聞こえて来るので、あまり汚い言葉は中継にも拾われてしまいそうでヒヤヒヤもの。まぁハンドの基準も毎年のように変わっているので、ディフェンダーにとっては大変ですよね。

このPKをブレンネル選手がしっかり決めて、岩手が先制。この試合では岩手サポーターもしっかり駆けつけて、歓声が上がるアウェーゴール裏。今まではアウェーチームが得点をしても、静まり返っていたスタジアムでしたから、選手としても心強いことでしょう。

その後は富山が猛攻を見せ、岩手ゴールを脅かし続けましたが、キーパー土井選手のビッグセーブなど、集中したディフェンスでゴールを割らせなかった岩手。PKの1点を守り抜く渋い勝利。逆にホームの富山にとっては、見せ場の少ない試合になってしまったのでは。

試合採点
ハッスル度 4.5
見応え度 5
名勝負度 5.5
満足度 5
アウェー解禁度 6.5