大会:V1リーグ レギュラーラウンド
結果:ジェイテクト 3-2 大分三好
場所:ウィングアリーナ刈谷
日本のほとんどのスポーツリーグが、女性ファンを増やそうと日々努力を続けていますが、その中で最も女性ファンの比率が高いのが、男子バレーボールのVリーグではないでしょうか。
単純に「イケメン」だけならどのスポーツにもいるわけで、女性客を惹きつける、他とは違う何かがVリーグにはあるのでしょう。女性客の少ないスポーツリーグには、大いに参考にしてもらいたいところ。ただ、試合前に行われる「応援の練習」だけは、どうにも違和感を感じてしまうのですが。
ホームのジェイテクトが大分を迎えての一戦ですが、試合は序盤から大分ペース。特にリベロの松尾選手を中心に、ディフェンスの硬さが際立っていた大分。松尾選手は看板に突っ込んで行くほどの、気迫溢れるプレーでチームを鼓舞。再々のブロックでポイントをうばい、ジェイテクトアタッカー陣を苦しめます。
そして得点源となっていたのがストックトン選手。ブロックを弾き飛ばすほどの強烈なアタックで、ほとんど「打てば決まる」状態。もちろん対空時間の長いバッグアタックも威力十分。ストックトン選手を止められないジェイテクトは、あれよあれよと2セットを奪われてしまいます。
後がないジェイテクト。しかしここから反撃の起点となったのが西田選手。会場がどよめくほどの強烈なジャンピングサーブで、連続サービスエース。試合の流れがジェイテクトへ変わるビッグプレーとなり、本人自信もギアアップ。前半のストックトン選手から後半の西田選手へと、完全に主役の座が入れ替わり、面白いようにアタックを決めて得点を重ねていきます。西田選手がサーブの時は、観客の多くがカメラを構える光景も凄かったですけどね。
サドンデスまでもつれた第4セットがこの試合の山場。このセットをジェイテクトが取った時点で、勝敗は決していたでしょう。大分はホームの勢いを止めることは出来ず、フルセットの末ジェイテクトの逆転勝利。一つのビッグプレーが試合の流れを変えるのは、どんなスポーツでも同じなんですよね。
試合採点
ハッスル度 6.5
見応え度 7
名勝負度 7
満足度 7
主役交代度 7
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