U-24日本 vs U-24アルゼンチン

大会:国際親善試合

結果:U-24日本 0-1 U-24アルゼンチン

場所:東京スタジアム 観衆8416


オリンピックが1年延期されたことで、この代表もU-23からU-24へ。そしてこの1年で一気に頭角を現した選手も登場。もちろん川崎の三苫選手。海外ではなくJリーグの活躍によって、これだけ注目される選手の登場は嬉しい限り。スタジアムにはフロンターレのユニホームを着た、サポーターの姿も見られました。


日本のフォーメーションは4ー2ー3ー1。この世代では頑なに3バックを続けていた横内(森保)監督ですが、おかげで前線の組み合わせは期待大。右に三好選手、中央に久保選手、そして左に三苫選手。昨日のA代表にも見劣りしない、ワクワクするような日本のスタメン。相手もアルゼンチンと、試合前の期待感は最高潮。


しかし試合開始すぐに、昨日の韓国戦とは違う展開を予想。前線の選手がボールを追うものの、アルゼンチンにいなされ「ハマらない」ディフェンス。前線からの攻撃的なプレッシングがハマり、快勝に繋がった韓国戦でしたが、そこは韓国とアルゼンチンとの差か。


期待の攻撃陣も3人によるコンビネーションはほとんど見られず、個別による突破のみ。三苫選手や久保選手の「らしい」仕掛けもありましたが、1対1だけではアルゼンチンディフェンスは崩せず。どれだけ複数人が絡んで崩せるかが鍵となりますが、そこまでの熟成度にはまだまだ。三苫選手もJリーグでのような推進力は見せられずに、後半66分にお役御免。


試合自体も21分にアルゼンチンが先制した後は、両チームともに見せ場は少なく淡々と進む時間。北風が吹いて非常に寒いスタジアムでしたが、残念ながら試合もお寒い内容。期待が高かっただけに、物足りない一戦となってしまいました。  


コロンビア戦に続いて、なかなか本来のポテンシャルを発揮出来ていないようにも見えるオリンピック代表。開催国ということで、申し分ないマッチメークは組めているんですが、逆に強豪相手に自信をなくしてしまう心配も。自信を付けるためにも、一段下の相手とやっておくのもいいんじゃないですかね。その前にアルゼンチンとの2戦目は、3日後の29日。


試合採点

ハッスル度 4.5

見応え度 5

名勝負度 5

満足度 4.5

淡々度 6.5