ビックカメラ高崎 vs 太陽誘電

大会:日本女子ソフトボールリーグ 第3節
結果:ビックカメラ 1-0 太陽誘電
場所:高崎市ソフトボール場

開幕3節目のソフトボールリーグですが、東京オリンピックの日本代表メンバーは既に発表済み。他のチームスポーツに比べて早い発表ですが、じっくりチーム作りをしていくにはギリギリの時間なのでしょうか。しかし、当落線上だった選手のモチベーションや、これから急成長する選手が現れた場合は、どうするんでしょうかね。

スタンドが揺れるほどの、強風が吹いている中での試合。ビッグカメラは濱村投手、太陽誘電は曽根投手の先発でスタート。相変わらずトントンと試合が進むスピーディーなソフトボール。試合中何度かソフトボール独自のルールによるペナルティもありましたが、場内アナウンスでルール解説してくれるのはありがたい。

両投手の好投で、0が並ぶスコアボード。両チームとも得点圏にランナーは出すものの、最後の一本は許さない粘りのピッチング。特に濱村投手のチェンジアップは、スタンドから見ていても緩急の差がハッキリ分かるくらいで、手を焼いていた太陽誘電打線。

迎えた6回裏。フラッとセンター方向に上がった打球は、強風に煽られてポトンとフィールド内へ。ここまで難しい環境の中でも、ミスの無かった両チームでしたが、この大事な場合で風のいたずらを受けたのは太陽誘電。その後の工藤選手がしっかりとセンター前へタイムリーを放ち、1点勝負を勝ちきったのはビックカメラとなりました。

終ってみれば試合時間1時間40分。野球と比べて明らかに、試合時間の短縮を意識しているのはソフトボールの方でしょう。それはオリンピック側の要望に、応える形になっているのも大きいのではないでしょうか。オリンピック種目かどうかが大きく影響するソフトボール。そもそも野球とセットにする必要もなく、ソフトボールだけでも正式種目として復活させてもいいんじゃないですかね。

ハッスル度 5.5
見応え度 6
名勝負度 6.5
満足度 6
風のいたずら度 7