日本 vs ミャンマー

大会:FIFAワールドカップカタールアジア2次予選

結果:日本 10-0 ミャンマー

場所:テレビ観戦


怒涛の日本代表9連戦の幕開けですが、公式戦であるワールドカップ予選の方がテストマッチのような内容になってしまうのが、アジアの悲しいところ。それでもサッカーどころではないであろうミャンマーには敬意を表しつつ、3月以来の代表戦。


序盤からワンタッチパスで回る日本の攻撃は、非常にテンポが良くスピーディー。縦パス、ワンツー、スルーと、多彩な攻撃パターンでミャンマーディフェンスは四苦八苦。まったくミャンマーの良さを出させない試合展開は、先日の韓国戦で見た同じ光景。


あの日韓戦の試合後の感想は、「韓国元気なかったなぁ」という印象を持ったのですが、この試合を見て考えが変化。韓国が低調だったわけでなく、元気なく見えるほど何もやらせなかった日本。格下相手にはよく見る光景ではあったものの、韓国相手にもミャンマーと同じような試合を披露していたことに、今になってあらためて驚き。


10点入った得点シーンも、多くの選手が関わった素晴らしい得点ばかり。左右両サイドからのバランスも良く、ボランチの守田選手がオーバーラップしてゴールした場面などは拍手もの。後半からは4−3ー3もテストしつつ、プレーも采配も文句のつけようのない完璧な内容だったのでは。


ここに来て急激な上り調子に見える日本ですが、その要因となっているの鎌田選手と遠藤選手の台頭。冨安選手が出られなくても板倉選手が結果を出し、途中交代で入った選手も躍動するなど、選手層も厚くなってきた。日本代表自体は強豪国と対戦できなくなっていますが、選手自身が海外で揉まれている成果とも言えるでしょう。


鈴木優磨選手など呼ばれていない選手や、U-24組も加われば、ますます激しくなる代表メンバー争い。いい感じで競争原理も働いて、ますます楽しみな今の日本代表ではあるものの、その一方で今ひとつ人気が出ていないのは気にはなりますが。


試合採点

ハッスル度 4

見応え度 7

名勝負度 3

満足度 7

テンポよし度 7