大会:キリンチャレンジカップ2021
結果:U-24日本 1-1 U-24スペイン
場所:テレビ観戦
オリンピックが無観客開催となったことで、スタジアム観戦出来る機会は親善試合だけ。ヨーロッパの強豪国と日本で対戦することがほぼ不可能となった現在、スペインとの試合はまさにプラチナチカード。一生に一度あるかないかのオリンピック自国開催ですが、スペイン代表を日本で見れるチャンスも、もしかしたら一生に一度あるかないか。チケット争奪戦の敗北は、オリンピックチケットが紙くずになったのと同じくらい残念無念。この試合を観戦出来た5000人の人達が本当に羨ましい。
そんなスペイン相手に日本は主導権を握られる展開。とは言ってもスペイン相手にポゼッションで上回る国はユーロでもありませんでしたから、予想通りの展開。しっかり構えて戦う日本も、防戦一方ではなく時折ジャブは打てるところが、今までのオリンピック代表とは一味違うところ。42分には久保選手の突破から、堂安選手が豪快に左足を振り抜き先制。
こうなると勝利の欲も高くなるところですが、日本は後半頭から7人変えで、しっかり本番に向けての調整も行う森保監督。真夏の厳しいスケジュールの中で、選手以上に問われる監督のチームマネージメント力。先日のACLで見せた鬼木監督並みの緻密かつ、レベルが変わらない組み合わせのメンバー変更を見せられるか。5人交代枠というルールの中で、日本のメダル獲得の鍵は森保監督の采配にかかっているとも言えるでしょう。
一方のスペインも選手交代を行いつつ、68分にペドリ選手が入ると流れは一変。日本は防戦一方となり、78分にカルロス・ソレール選手のゴールで同点。勝敗は二の次のテストマッチではあるものの、ここまで踏ん張っていたからには勝ちたかった。そう思わせてくれるほど、日本は攻守に奮闘。アディショナルタイムでもスペインゴールを脅かし、エンタメ的にも面白い試合となりました。
「史上最強」の呼び声が高いこのチーム。しかし、ジーコジャパンしかりザックジャパンしかり、今まで「最強」と呼ばれたチームは、本大会では結果を残せていないジンクスを破れるか。ブラジル、アルゼンチンから金星を奪い、スペインともいい勝負。どんな競技でもメダル取るようなチームは、事前の試合や大会でも結果を残しているもの。オリンピック本番になって、急に強くなるチームは一つもありませんからね。
試合採点
ハッスル度 6.5
見応え度 6.5
名勝負度 6
満足度 7
プラチナチケット度 8
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