大会:東京オリンピック2020
結果:日本 1-0 南アフリカ
場所:テレビ観戦
開催自体も危ぶまれた南アフリカ戦。試合が出来なかった場合のレギュレーションは「不戦敗」扱いになるそうでしたが、それだけは回避出来て何より。オリンピックの1試合は、「勝ち点3」と交換できるほど安い経験値ではありませんからね。
とは言っても苦しい台所事情の南アフリカ。日本をリスペクトする形で5ー4ー1のブロックでゴール前をしっかり固める戦術。日本もアジアの中ではお馴染みの戦い方ではあるものの、屈強な南アフリカの選手達がこれをやるもんだから大いに手を焼いた。それにしてもオリンピックで、アジア予選のような試合を見ることになるとは。
久保選手や堂安選手がドリブル突破を試みようとするものの、ゴール前の密集地帯にスペースはなし。ギュウギュウの中にはレフリーまでいるもんですから、ノッキングを繰り返してしまう日本の攻撃。時間の経過とともに、焦りも生まれてきそうな71分。田中選手のサイドチェンジから、久保選手のカットインからのゴラッソで決勝点。
おそらくこれ以上時間がかかっていたら、南アフリカに守り切られていたのではないかというギリギリのタイミング。まさに日本を救った個人技。昨日の女子代表同様に、今のエースが誰であるかをハッキリと示したゴールとなったのではないでしょうか。
そこから南アフリカも攻撃へとシフトチェンジするのですが、残り10分くらいの間に数度、日本ゴールを脅かす迫力。特にサイドをぶっちぎる場面も見られるなど、初めから普通に戦っていた方が、日本はよっぽど怖かったのではという攻撃力。いずれにしても、やはり「初戦は難しい」という思いを痛感する試合だったと言えるでしょう。
そしてこの試合で一番驚かされたのが、空中のボールだけを追い続けるという謎のカメラワーク。オリンピックがどういうシステムでテレビ制作されているかは不明ですが、日本のスタッフだとは思いたくないくらいの初めて見る映像。カメラマンも緊急事態で不足しているのかは分かりませんが、あの映像が全世界に放送されていると思うと、とても恥ずかしいのですが。
試合採点
ハッスル度 6.5
見応え度 6
名勝負度 6
満足度 6
久保さまさま度 7
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