野球とサッカー 視聴率

日本を代表する2大スポーツ。野球とサッカー。現在はどちらが人気があるのでしょうか。人気を計る目安となるものに、テレビの視聴率があります。プロ野球の視聴率低迷がささやかれる昨今。地上波で中継される回数も、めっきり減ってしまいました。一方のサッカーは、年間視聴率の上位を独占するほど、国民の注目度の高いコンテンツになっているようです。


サッカーの人気が、野球を追い越したのでしょうか。しかしここで注意しなければならないのは、比較対象の違いです。プロ野球の試合は、いわばクラブチームの試合で、サッカーでのJリーグの試合に当たります。サッカー日本代表は、野球の侍ジャパンが比較の対象となります。それをふまえて、野球とサッカーを比較してみましょう。


(野球)

WBC2013 日本 vs オランダ 34.4%

(サッカー)

ワールドカップ2014 日本 vs コートジボワール 46.6%


(野球)

プロ野球中継 巨人 vs 阪神 8.4%

(サッカー)

Jリーグ中継 C大阪 vs 広島 3.5%


プロ野球中継の平均視聴率は6~10%くらい。Jリーグ中継は5%以下になることが多いようです。試合の時間帯の違いなどもありますが、代表戦はサッカー。国内リーグでは野球が有利のようですが、どちらも大きな差は無いように思います。野球は一昔前、連日20%の視聴率を取っていたので、落ち込み具合が注目されてしまいますが、Jリーグにも20%を取っていた時代はあったのです。


スポーツに限らず、ドラマやバラエティでも、20%は取りにくくなっているようですね。テレビ自体の求心力が失われているのは確かなようです。



〈追記〉先日、サッカー日本代表と、侍ジャパンの試合が同日同時間に行われました。このテーマにぴったりの直接対決の結果はどうだったのでしょうか。


(野球)

2014 SUZUKI 日米野球 侍ジャパン vs MLBオールスター 7.3%

(サッカー)

キリンチャレンジカップ2014 日本 vs ホンジュラス 15.5%


(野球)

2014 SUZUKI 日米野球 侍ジャパン vs MLBオールスター 6.4%

(サッカー)

キリンチャレンジカップ2014 日本 vs オーストラリア 13.6%


どちらも高視聴率が見込めそうな試合内容だったわりには、低めの数字でしょうか。野球やサッカーの他にも、フィギアスケートやテニスも高視聴率を期待できるコンテンツになりました。スポーツの世界も一極集中ではなく、多様なジャンルにファンが移っているのかもしれませんね。