なでしこジャパン vs カナダ

大会:国際親善試合

結果:日本 3-0 カナダ

場所:テレビ観戦


海外組を含めたベストメンバーのなでしこジャパン。女子の場合、海外リーグに行くと途端に情報量が減ってしまうので、現在の状態が気になるところでしたが、久しぶりに胸のすくような試合で、さすがの違いを見せてくれました。


今年は男子も含め、様々なカテゴリーの日本代表の試合がありましたが、なでしことの違いは「よく喋る」ことです。試合中もよく声が聞こえてきますし、プレーが止まっている時間は、必ず選手同士で話しをしている姿が映し出されます。このような光景は、なかなか下のカテゴリーでは見られません。こうしたコミュニケーション能力が、素晴らしい連携を生み出しているのでしょうね。


一つだけ気になったのは選手交代。交代選手が躍動したり、試合の流れを変えたりするような交代は、ほとんどお目にかかれません。それだけ、スタメン組の質が高いということでしょうが、攻撃の流れを変えられるような、ジョーカーの発掘も課題ですね。前回のワールドカップでは、岩渕選手、丸山選手だったわけですが、第2戦では違ったメンバーの活躍にも期待したいです。


最後に人工芝問題について。パスサッカーの日本には有利かと思いましたが、思いのほか苦労しているように見えました。それでもアジアのデコボコのピッチに比べたら、断然やりやすいでしょう。スライディングが多いディフェンダーは、ちょっと大変そうでした。男女平等の点で言うと、男子も人工芝でやれば問題ないですね。ロシアも人工芝のスタジアムが多いですが、次回のワールドカップではどうなるでしょうか。


試合採点

ハッスル度 6.5

見応え度 7

名勝負度 6

満足度 7.5

よく喋る度 8