なでしこジャパン vs スウェーデン大会:東京オリンピック2020 準々決勝結果:日本 1-3 スウェーデン場所:テレビ観戦サッカーには不思議と「相性」というものがある。過去一度しか勝てていないアメリカよりも、勝率互角のスウェーデンははるかに戦いやすい相手。それでも今の日本よりは格上であることは間違いないわけですから、ジャイアントキリングを達成するには様々なプラスアルファが必要な試合。そんな中で日本の先発はスタンダードな組み合わせ。特に奇をてらうわけでもく、おそらく現在高倉監督が考えるベストメンバー。しかし、その先発メンバーよりも気になったのが「ベンチメンバー」だ。チリ戦で流れを変えた木下選手や、FWの菅澤選手を外し、ジョーカー的なカードは遠藤選手の一枚。コンディショ...30Jul2021なでしこジャパン
なでしこジャパン vs チリ大会:東京オリンピック2020結果:日本 1-0 チリ場所:テレビ観戦グループリーグ最終戦で台風が直撃。めったに来ない東北ルート通って、わざわざ仙台にいる日本戦へピンポイントの狙い撃ち。ラグビーワールドカップでもイタリア代表が戦えずに予選敗退するハメとなった再現も考えられただけに、無事開催されたことが何より。負ければ終わりの崖っぷちのチリ戦。前評判以上にカナダやイギリスにも善戦していたチリには、日本も苦しめられるだろうと思いつつ、先制点が入る時間帯がカギと予想。イギリス戦からもメンバー5人変えながら、上手くターンオーバーを行っている高倉監督。しかしその割に前線からの守備の運動量は少なく、相変わらず連動したプレッシングは見られない。「...27Jul2021なでしこジャパン
なでしこジャパン vs イギリス大会:東京オリンピック2020結果:日本 0-1 イギリス場所:テレビ観戦サッカーが世界ナンバー1の人気を誇っている理由は、「番狂わせ」が起こりやすいスポーツだからだ。どんな強豪が相手でも、どんなに実力差があろうとも、ファンは「もしかしたら」という期待を寄せる。試合前から「ダメだろう」と諦めるサッカーファンは少ない。そこがサッカーという競技の特性であり魅力になっている。とは言ってもそう簡単に起こらないから「番狂わせ」。そのためには選手のプレー以上に必要とされるチームとしての準備。対戦相手を研究し、どれだけ相手の長所を消し、自分たちの特長を生かせるか。番狂わせの経験があるかが、監督の力量を測る目安とも言われるが、監督も選手と同様に「採...24Jul2021なでしこジャパン
なでしこジャパン vs カナダ大会:東京オリンピック2020結果:日本 1-1 カナダ場所:テレビ観戦初戦のカナダはFIFAランクこそ上なものの、今までの対戦成績やタイプ的にも日本には相性の良い相手。しかし選手達が入場して来ると、笑顔で肩の力が抜けたカナダに対して、日本は緊張感が伝わってくる硬い表情。いや~な雰囲気を感じつつ、試合開始直後にその予感が的中。猛然とプレッシングに来るカナダに対して、日本はおよび腰な入り。序盤のボールの奪い合いは、絶対に負けてはいけないキーポイントであるものの、日本の選手はただ寄せるだけの緩い守備。解説の岩清水選手も再三指摘していましたが、「ボールを奪う」ための積極的な守備をしていたのは岩渕選手だけ。カナダとの序盤のぶつかり合いを完全...21Jul2021なでしこジャパン
なでしこジャパン vs オーストラリア大会:国際親善試合結果:日本 1-0 オーストラリア場所:テレビ観戦オリンピック前最後のテストマッチは同格のオーストラリア。男子代表はアルゼンチンやスペインなど強豪国とマッチメークされているものの、女子代表は明らかな格下ばかり。格上相手とはもう1年以上対戦していませんが、ここで急にアメリカあたりにボコボコにされても立て直す時間もないでしょうから、オーストラリアは仮想カナダという意味でもちょうど良い相手。そんなオーストラリアもさすがに長旅の疲れからか、体が重い印象。自慢のパワーとスピードもそれほど脅威を感じなかったものの、日本の右サイド裏のスペースを突かれた場面は2度ほど。イングランドやオランダクラスのサイドアッターなら、ぶっちぎられ...14Jul2021なでしこジャパン
なでしこジャパン vs メキシコ大会:国際親善試合結果:日本 5-1 メキシコ場所:テレビ観戦2021年に入って実力差が開き過ぎた相手ばかりとの対戦でしたが、ようやくワールドカップ出場国レベルのメキシコとの対戦。それでも日本にとっては格下であることは否めませんが、今までの試合と比べれば遥かに内容のあったゲーム。最終的には点差も開きましたが、久しぶりに試合らしい試合を見れたと言えるでしょう。ウクライナ戦から6人変えての4-2-3-1スタート。ユルユルの相手から急にメキシコのプレッシングにはプレッシャーも感じたでしょうが、それでも日本は慌てることなく繋いでいくサッカーを展開。攻守の切り替えの部分でもボランチ2枚がしっかり機能し、先制点となった岩渕選手のゴールも林選手の...13Jun2021なでしこジャパン
なでしこジャパン vs ウクライナ大会:国際親善試合結果:日本 8-0 ウクライナ場所:テレビ観戦オリンピックまで残り3試合。男子U-24代表はアルゼンチンやスペインなど、しっかり強豪国との対戦が組まれているのに対し、女子の相手は格下ばかり。高倉ジャパンの課題は「格上に勝てない」とハッキリしているだけに、マッチメイクには疑問。せめて同格くらいの相手を呼ぶことも難しかったのでしょうか。それでも試合序盤はウクライナに押し込まれる場面もありましたが、時間とともに日本ペースに。5分に塩越選手のゴールで先制すると、30分には岩渕選手の見事なボレー。攻守において一人違うレベルに見えるプレーで、日本の攻撃を牽引する岩渕選手。長谷川選手のポジションチェンジのカバーをするなど、気が利...10Jun2021なでしこジャパン
なでしこジャパン vs パラグアイ大会:国際親善試合結果:日本 7-0 パラグアイ場所:テレビ観戦女子の代表戦も1年ぶりだとか。その間に多くの選手が海外へと渡り、この代表でも6人の選手が海外組。毎年シーズン初めの国際試合では、外国人選手のパワーやスピードにアジャストするのに時間がかかり、低調な内容に終わることも多かったですが、そういう選手も減っていくでしょう。序盤から主導権を握る日本。その中で「おっ」と思う変化があったのが、サイド攻撃の増加。サイドバックがオーバーラップして攻撃参加するシーンがなかかなか見られなかった高倉ジャパンでしたが、この試合ではサイドが活性化。前半は右サイド、後半は左サイドから多くのチャンスを生み出し、どこか佐々木ジャパン時代を彷彿させる戦いぶ...08Apr2021なでしこジャパン
日本女子代表 vs 北朝鮮大会:アテネオリンピックアジア予選2004結果:日本 3-0 北朝鮮場所:ネット観戦男子が「ドーハの悲劇」なら、女子はこの「国立の奇跡」。もちろんそれ以前から応援されていたファンも多いでしょうが、世間一般に広く「サッカー女子代表」の存在を認知されたのは、この試合からではないでしょうか。僕自身もその一人で、この日からサッカーを見る量が単純に2倍に増えたわけですから、思い出深いエポックメイキングな試合だったわけです。そんな「国立の奇跡」が16年ぶりにJFATVでネット配信。当時の女子代表はシドニー五輪を逃して暗黒時代。背水の陣で臨むアテネ五輪出場権の相手は、今まで一度も勝てていない最強の北朝鮮。これだけのシチュエーションが揃えば注目度も...10Jun2020なでしこジャパン
なでしこジャパン vs アメリカ大会:2020 SheBelieves Cup結果:日本 1-3 アメリカ場所:テレビ観戦センターバック4枚並べたスタメンを見た時点で、この試合の期待値は大きく減少。「サンドニの悲劇」の後のスペイン戦で、5バックでガチガチに守りを固めたトルシエ監督の采配を思い出しましたが、それでも日本は7分にあっさり失点。ゴール前でファールを与えると、ラピノー選手にはイージーなフリーキック。27分には3試合連続のパスミスからつまらない失点を許し、目も当てられないような前半。しかし、後半頭から岩渕選手を投入すると日本のペースに。58分、杉田選手がドリブルで運び→中島選手→岩渕選手と繋いでゴール。今大会で、初めて連動した崩しで奪った美しいゴール。普段の...12Mar2020なでしこジャパン
なでしこジャパン vs イングランド大会:2020 SheBelieves Cup結果:日本 0-1 イングランド場所:テレビ観戦シミュレーションとは、本番に生かされなければ意味がない。昨年のワードルカップ直前にも、対戦したイングランドとのテストマッチ。その時も0-3と力の差をつけられて敗戦したわけですが、本番のワールドカップでも弱点を狙われ0-2と同じように敗戦。日本を丸裸にするヨーロッパの国に対して、日本は相手をどれだけ分析出来ているのかは大いに疑問なところ。代表活動中の怪我人も多く、監督・首脳陣はもちろんのこと、分析チームやメディカルチームなど、「選手以外」のことの方が心配になる今の日本女子代表チーム。そんな中で苦手イングランド相手に、スペイン戦からの修正は見ら...09Mar2020なでしこジャパン
なでしこジャパン vs スペイン大会:2020 SheBelieves Cup結果:日本 1-3 スペイン場所:テレビ観戦世の中スポーツ自粛ムード一色の中、まずは試合自体無事開催されたことが何より。逆に言えば日本のスポーツファンを独占できる状況でもあるわけですから、少しでも面白い試合を披露して、世間の注目を集めて欲しいところ。シーズン前の代表戦。毎年この時期のコンディションが良かったという記憶は一度もないですが、そうも言ってられないオリンピックイヤー。しかも昨年までのように、「選手をテストしているから」という言い訳も出来ない、ほぼワールドカップメンバーで臨んだスペイン戦。その中でもテスト色の強い起用となったのが、サイドバックの遠藤選手と右サイドの池尻選手。共に攻撃...06Mar2020なでしこジャパン