日本 vs ホンジュラス

大会:キリンチャレンジカップ2014

結果:日本 6-0 ホンジュラス

場所:テレビ観戦


さすがのアギーレ監督もプレッシャーがかかっているのか、圧力をかけられているのか、ほぼワールドカップメンバーで臨んだこの一戦。親善試合といえど、ワールドカップ出場国のホンジュラス相手に、楽しい試合を見せてくれました。


いまだに「替えの効かない選手」であることを証明した遠藤選手。豪快なゴールもさることながら、遠藤選手が入るとセットプレーの質が上がります。歴史的に日本のセットプレーは、得点の匂いを感じさせてくれる得意分野でした。木村選手、中田選手、小野選手、中村選手。次々と現れるフリーキックのスペシャリストたち。しかし、いつからか日本のセットプレーはあまり得点の期待を持てないものになってしまいました。


遠藤選手が抜けている時は特にそう感じます。Jリーグの試合でも、やはり中村俊輔選手以上の期待感を持たせてくれる選手は現れていません。3割はセットプレーからの得点と言われます。本田選手以外のフリーキッカーの発掘も、日本の課題になるでしょう。個人的には柴崎選手に期待しています。


この試合は「ザックジャパン」のようだと言われているみたいですが、アギーレ監督との違いは、個人に依存するチームではないように見えることです。ほとんどの得点に絡む大活躍を見せた本田選手。しかし以前のように「王様」でも「本田ジャパン」でもなくなっています。チームのためにハードワークをし、よく走る選手になっています。


ワールドカップ直前に主力選手が調子を落とし、チーム自体も失速した過去を繰り返してきた日本代表。主力選手に依存しないチーム作りを目指す、アギーレ監督には好感が持てます。5試合に1回くらい、この試合のようにスカッと楽しませてくれれば、若手選手のテストマッチ色の濃い試合も、我慢して見守れます。


テレビ解説は松木さんと中山さんでしたが、この二人のキャラは被ってるんじゃないでしょうか。間に名波さん的な人が、もう一人ほしいところですが・・・


試合採点

ハッスル度 6

見応え度 6.5

名勝負度 5

満足度 7

うっ憤晴らし度 8