いよいよ2015シーズンの幕開けとなったJリーグ。全国的にぐずついた空模様の中でも、たくさんの観衆を集めていたようです。僕も全ての試合を見たわけではないですが、白熱した好ゲームが多かった開幕戦でした。
次世代エース候補の宇佐美選手と武藤選手の対決。どちらも持ち味を発揮しましたが、特に武藤選手の劇的ミドルシュートは圧巻でした。神奈川ダービーでは川崎の完成度の高さが光り、湘南と浦和の対戦は、前後半でお互いのチームの特徴が現れた試合でした。
そして最も白熱した試合が、名古屋と松本山雅の対戦です。まるで松本のホームのような雰囲気の中、最後の最後まで目の離せない熱戦となりました。観戦に訪れた人の中には、「また見たい」と思った人も多かったのではないでしょうか。
しかし、ホームアドバンテージを生かせないのもJリーグの特徴ですね。今節ホームで勝利したのは4チーム。「ホームでは負けてはいけない」という雰囲気は、海外リーグに比べて圧倒的に劣っていように感じます。
「顧客満足度」を上げるのも、ホームの勝利が一番の近道でしょう。今シーズンから2ステージ制に変わったJリーグ。しかし、いくら注目試合を増やしたところで、その試合が面白くなければ逆効果になってしまいます。試合後に「また見たい」と思ってもらえるか。その意味で今シーズンは、大いに期待を抱かせてくれた開幕戦でした。
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