大会:FPFアルガルベカップ 2015
結果:日本 2-0 アイスランド
場所:テレビ観戦
「自分たちのサッカー」という言葉をよく聞くようになりましたが、男子の場合は2013年のオランダ戦とベルギー戦。女子の場合は、昨年10月に行われたカナダ戦が、一つの指標となる試合になるでしょう。
しかし、その「自分たちのサッカー」が出来なかった時、させてもらえない時に、チームとしてどうするのか。監督はどんなオプションを用意しているのか。この日の試合は、そのヒントが見えた試合になったのではないでしょうか。今年のアルガルベカップ最大の収穫は、宇津木選手と菅澤選手でしょう。
特に宇津木選手は、今までの日本にないロングボールという武器と、海外選手に負けない当たりの強さ。さらに宇津木選手のボランチが機能することにより、宮間選手を一列上げることが出来ます。
宮間選手が前線に入ってから、明らかに日本の攻撃は活性化しました。宮間選手トップ下の4-2-3-1。これをメインで行くのか、オプションとして使うのか。いずれにしても悔やまれるのは、ワールドカップまでの時間の短さ。残り2試合の強化試合で、このオプションを成熟させることはできるのでしょうか。
幸いなことに、ワールドカップの組み合わせは恵まれています。明らかな格上は、アメリカ、ドイツ、フランスの3カ国。上手く行けば、この相手と当たるのは決勝戦になる可能性が高いです。それまでに、なんとかこのオプションを完成させておきたいところです。
試合採点
ハッスル度 5.5
見応え度 6
名勝負度 5.5
満足度 6
兆し度 6.5
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