結果:浦和レッズ 1-0 ガンバ大阪
場所:埼玉スタジアム2002 観衆531482
ステージ制に変わり、シーズンの山場がどこになるのか、見るほうもまだ慣れておりませんが、おそらくここが1stステージの天王山。1位と2位の直接対決が、ナショナルダービーという最高のカードに、スタジアムの期待感も最高潮に達していました。
試合は前半から互角に展開に。チャンスの数も五分の印象でしたが、攻撃に怖さを感じたのはG大阪のほうでした。やはり宇佐美選手が前を向くと必ず仕掛けることができるので、より積極性を感じます。なかなか止められない存在になった宇佐美選手と、相対した森脇選手との一対一は、非常に見応えあるものでした。
逆に浦和は速攻の場面でも、なかなかスイッチが入らない印象です。再三あったコーナーキックも、あまり可能性は感じられず。そんな中、流れを変えたのが関根選手の投入でした。宇佐美選手と同じく、前線で仕掛けられる貴重な選手。いまの浦和で一番得点の匂いがするのは、この選手でしょう。
攻撃力が注目されるG大阪ですが、今日の試合で目立ったのが堅守でした。今野選手を中心としたデフェンス力の前に、浦和はなかなか決定機を作れずにいましたが、後半84分、ついにG大阪の守備陣を崩すことに成功しました。直近の2試合では、G大阪に辛酸を舐めさせられていたため、浦和の意地と執念を感じた瞬間でした。
ロスタイムには最大の見せ場。宇佐美選手の抜け出しからのシュートを、西川選手が見事ビッグセーブ。「絶対勝ちたい」という気持ちの部分でも、浦和が上回っていた試合と言えるでしょう。得点差以上に見所の多かった好ゲームに、満足してスタジアムを後にすることができました。
しかしサッカーファン以外の人の目には、この試合はどう映ったでしょうか。日本国内最高峰の一戦。この2チームが戦えば、やはり期待するのは得点の応酬。特に地上波中継がある時は、万人受けするような試合を魅せることも、Jリーグファンの獲得に繋がるのではないでしょうか。
試合採点
ハッスル度 7
見応え度 7
名勝負度 6.5
満足度 7
執念度 7
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