浜松・東三河フェニックス vs 秋田ノーザンハピネッツ

大会: bjリーグ ファイナルズ 2015

結果:浜松・東三河フェニックス 71-69 秋田ノーザンハピネッツ

場所:有明コロシアム 観衆10026


今回で10年目となるbjリーグ有明大会。チケットは完売。ファイナルらしい派手な演出や、ブースター同士の声援が天井に響き、室内競技ならではの心地よい雰囲気が、有明コロシアムに満ちていました。


試合のほうは、秋田が終始リードする展開でした。秋田の強いディフェンスの前に、浜松はなかなか中へ切れ込めません。外からのシュートや、フリースローも決定力が上がらずに、ロースコアの展開が続きました。


逆に秋田は徐々に中央への勝負が増えてきて、外からの攻撃も生きてきます。追い上げる浜松、引き離す秋田の構図。ブライアント選手のブロックなど迫力満点。第3Q終了時には44-50の秋田リードで試合は進んで行きました。しかし第4Qに入ると、浜松がジワリジワリと追い上げてきます。外からの攻撃が多かった印象でしたが、アシャオル選手のドリブル突破など、中への勝負も増えて来ました。


そして残り時間6分で、ついに54-54の同点に追いつきます。ここから残りは胸突き八丁。ダンクを決めれば3ポイントでお返し。残り25秒で69-69という、最後の最後までどちらに転ぶかまったくわからない展開に、会場のボルテージも最高潮に達しました。


ついに残り3秒で浜松が決勝ゴールを奪い、秋田もブザービーターを狙いますが、これが外れ試合終了。大白熱のファイナルは、見事浜松の逆転勝利で幕を閉じました。


この試合には、川淵チェアマンも訪れていましたが、この試合をどう観たでしょうか。コートの外側では、いろいろ問題を抱えている日本バスケットボール界ですが、両チームの選手達は最高の試合を魅せてくれました。こういう勝敗を超えた試合を魅せてくれれば、必ずファンはついてくるでしょう。


試合採点

ハッスル度 8

見応え度 7

名勝負度 7

満足度 8

胸突き八丁度 8