なでしこジャパン vs カメルーン

大会:FIFA女子ワールドカップ

結果:日本 2-1 カメルーン

場所:テレビ観戦


耐えて耐えて勝利を掴む、ある意味なでしこジャパンの真骨頂とも言える試合展開。カメルーンも想像以上に良いチームで、ワールドカップらしい緊張感のあるゲームになりました。こちらとしては、もっと楽に勝ってもらっても全然構わないんですけどね。


前節より5人のスタメンを入れ替えてきた佐々木監督。思い出すのは2013年のU-17男子ワールドカップ。吉武監督も、キーパーを含めて毎試合大幅に選手を入れ替えて試合に臨みました。狙いは当然7試合することを前提とした選手起用。前回大会はほぼ固定のメンバーだった佐々木監督も、決勝戦までのマネージメントが伺える積極采配に好感が持てます。


しかし、そうせざるえない事情もあるのかもしれません。日本の攻撃の軸であるはずの、大儀見選手と川澄選手の不調。今日の試合でも判断のミスが散見されていました。共に調子に波の少ない選手だったのですが、今何が起きているのでしょうか。4年間、日本の女子サッカー界を引っ張ってきた二人だけに、なんとか復調してもらいたいものです。


一方調子が良さそうなのが宇津木選手。サイドでもボランチでも、外国人選手の当たりを苦にしないプレーで、存在感も抜群です。菅沢選手のヘディングシュートも痺れました。国内では無敵のヘディングが、世界でも通じるところを見せてくれました。


それにしても、スイスのバッハマン選手に続いて、カメルーンのエンガナムット選手のスピードとパワー恐るべし。やっぱり世界は広いですね。とにもかくにもベスト16一番乗り。結果は順調ですが、まだまだ耐え忍ぶ「おしんサッカー」は続きそうです。


試合採点

ハッスル度 6

見応え度 6

名勝負度 6

満足度 6

耐え忍ぶ度 6.5