結果:ジェフユナイテッド千葉 2-3 ロアッソ熊本
場所:フクダ電子アリーナ 観衆8499
なかなか思うように勝ち点を積み上げられない千葉は、昇格争いに向けてここらが正念場でしょうか。一方の熊本も降格圏争いから抜け出したい所。ナイターながら真夏の暑さが残るフクアリから現地観戦です。
序盤から両チームともロングボールを狙った展開が続き、ボールが空中にある場面が多くなります。必然的に接触プレーでファールが多くなり、その都度試合が止まる途切れ途切れの試合展開に、なかなか集中できない時間が続きました。熊本の得点も狙い通りロングボールから。
前半30分、ディフェンダーとゴールキーパーの間に通されたボールを、斎藤選手がしっかり決めて先制。後半13分にもリプレーを見ているかのように同じ形で追加点。2得点を決めた斎藤選手は見事でしたが、まったく同じ形で失点した千葉の守備は大問題です。
後半17分にサイドからの攻撃をオナイウ選手が押し込んで、千葉は反撃の狼煙を上げます。ここから試合は大きく変わって行きます。リズムの出た千葉は、サイドチェンジやグランダーのパスも回るようになります。
一方の熊本はカウンターに専念するという、お互いの特徴が現れた見応えのある攻防になって行きました。後半28分に嶋田選手、後半45分に金井選手がそれぞれ見事なゴールを決め、熊本が逃げ切る形で試合終了。
終わってみれば、2-3というサッカーで一番面白いとされるスコアの試合となりましたが、前半は単純なミスも多く、集中力を欠いたようなプレーもしばしば見られました。90分通しての集中した試合を期待したいところですが、やはり暑さでプレーの質が下がる、日本の「夏問題」の課題は大きそうです。
試合採点
ハッスル度 6
見応え度 5.5
名勝負度 6
満足度 6.5
散漫度 6
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