結果:日本 1-1 中国
場所:テレビ観戦
ピッチリポーターの永島さんが試合後に、「このクオリティーの試合を3戦してたら優勝できた」とコメントしていましたが、とてもそうは思えないような内容でのドロー決着。ハリルホジッチ監督が結果と内容を求めた東アジアカップは、どちらも手にすることができずに、最下位で幕を閉じることとなりました。
唯一の救いだったのは武藤選手の同点弾。3戦通して初めてサイドバックが前線に抜け出すという、見事な形でのゴールでした。この日初先発だった米倉選手は、再三積極的な攻め上がりでサイド攻撃に関わり、守備面でも体を張って目立つ活躍を見せてくれました。
しかしその米倉選手は27歳で、得点を決めた武藤選手も26歳。これからグングン成長していく年齢かと言えば、そうではないかも知れません。活躍が期待された、宇佐美選手や柴崎選手は、この大会で結果を残すことができず、川又選手や永井選手にいたっては、株を下げてしまったかもしれません。
新戦力の発掘という面では、物足りない大会となってしまいました。一方評価の対象となっているのはハリルホジッチ監督も同じです。若手を試す要素が強い大会ながら、女子の佐々木監督ほど思い切ったメンバー変更はせず、交代カードも決まった顔ぶれ。
韓国戦では腰の引けたサッカーを披露するなど、采配面も大いに疑問が残ります。そしてなにより一番問題なのが、「試合が面白くない」ことです。就任直後のウズベキスタン戦やイラク戦では、縦に早いサッカーでも、十分面白いサッカーを見せてくれると期待感が高まったのですが・・・
さすがにこの大会だけで評価をするには早すぎると思いすが、いずれにしても、選手とっても監督にとっても収穫の乏しい東アジアカップでした。
試合採点
ハッスル度 4.5
見応え度 5.5
名勝負度 5
満足度 4.5
収穫度 4
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