結果:日本 2-0 中国
場所:テレビ観戦
東アジアカップの最終戦は、中国との最下位争いとなってしまいました。ワールドカップではベスト8の実力を見せた中国でしたが、この日の試合はほとんど怖さを感じることなく、終盤に足が止まった所を、横山選手、杉田選手がゴールを決めて初勝利を飾りました。
結果こそ2-0というスコアになりましたが、横山選手が決めた得点は後半43分。それまでは、決定機をなかなか決めきれずに重苦しい展開が続いていました。それでも前の2試合よりは、素晴らしい攻撃の形も見られましたし、ディフェンス陣も田中明日菜選手を中心に、まとまった守備が出来ていたように思います。
杉田選手のシュートの上手さ、京川選手のサイドバックでの成長や、横山選手のスーパーサブなど、3戦通して少なからず収穫もありました。
その中でもキーパーの山下選手は大きな発見です。足下はまだまだ不安定ですが、19歳らしからぬ落ち着きが、ディフェンスラインに安心感を与えます。なかなか安定感の出ない山根選手を、一気に抜きさる可能性も大きいのではないでしょうか。
それでも大会の結果は3位。このメンバーではオリンピック出場が叶わないということが分かりましが、アジアのレベルの高さを肌で知る、よいきっかけにもなったと思います。FIFAランク20位以内に5チームが入るオリンピック予選は、ヨーロッパ予選以上の難易度。逆に今までよく出場できていたとも思います。
「チャレンジ」では許されない本当の戦いに、加わるメンバーはこの中から現れるのでしょうか。とその前に、今月の18日からU-19のワールドカップ予選が始まります。実はこちらのメンバーの方がすごいんじゃないかってくらい、期待の選手達が揃っています。前回のU-20ワールドカップ出場を逃しているだけに、こちらの黄金世代の戦いも注目です。
試合採点
ハッスル度 5.5
見応え度 5.5
名勝負度 5
満足度 6
収穫度 6
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