結果:日本 3-0 カンボジア
場所:テレビ観戦
すっかりアジアで勝てなくなった日本代表に、ハリルホジッチ監督の余裕も無くなってしまった様子。マスコミから聞こえてくるのは、体脂肪率の改善や、PK獲得指令。「大丈夫ですか?」と聞きたくなりますが、そもそもカンボジア相手に、遠路はるばる海外組を呼び戻す必要があるのでしょうか。
岡崎選手のコンディションを見ていると、余計に心配になるのです。監督の余裕の無さが、選手にも伝染したかのような試合の入り方。守りを固めたゴール前に、単純なクロスを放り込み続け、中央の選手もそれを待ち構えているだけ。カンボジア選手の奮闘もあって、シンガポール戦の再現のような試合展開が続きました。それだけに、前半28分の本田選手のミドルシュートは値千金でした。
このゴールが無かったらと思うと、ゾッとするほどです。結局、カンボジアのゴールキーパーが足をつるほど攻め続け、奪った得点は3点。それも崩し切った形ではなく、解説の岡田さんの言うところの、力づくでの3得点でした。後半に入り、だいぶ連動性も出てきましたが、それでも放ったシュートの数に比べ、決定的なチャンスは少なかったように思います。
そもそも試合に勝つか、負けるかでは無く、何点取れるかがこの試合の焦点になっていました。格下相手に海外組を揃えてまで臨んだ試合。その結果が3得点なのですから、物足りないのは間違いないでしょう。新戦力を使って敗れた東アジアカップですが、ベストメンバーでこの内容なのが、さらに深刻さを表しています。
以前にも書きましたが、試合が面白く無くなっているのがハリルジャパンの問題点。相手によるところも大きいですが、90分間、ハーフコートで日本の攻撃シーンを見続けること自体、サッカーの醍醐味とはかけ離れています。早くまっとうな相手との試合を見てみたいですが、アジア2次予選では、しばらくこのような試合が続くのかもしれませんね・・・
試合採点
ハッスル度 5
見応え度 5
名勝負度 4
満足度 5
物足りない度 7
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