東京23FC vs ブリオベッカ浦安

大会:関東リーグ1部 後期第9節

結果:東京23FC 1-1 ブリオベッカ浦安

場所:浦安市運動公園陸上競技場 観衆1721


関東1部リーグの最終節です。すでに優勝を決めているブリオベッカ浦安と東京23FCの対戦。浦安のホームスタジアムであるものの、東京のホームゲームという謎のレギュレーションの中、江戸川クラシコと銘打たれた一戦を現地観戦です。


久しぶりに真夏のような暑さの中での一戦。開始5分に東京の山本選手が裏へ抜け出し、早々に先制ゴールを決めます。しかし、給水タイムが取られるほどの暑さの中、試合はスローペースな状態が続きました。


ボールを奪って「さぁ攻撃」となっても、パスミスやボールを失う場面が多く、両チームともハーフラインを行ったり来たり。シュートシーンまで行けない試合展開と、照りつける暑さもあって、見るほうもなかなか集中できない時間が続きました。それでも後半に入ると、最終戦で大勢の観客が訪れた中、浦安がボールを支配する時間が多くなります。


前節、流通経済大学相手に小気味の良いパスサッカーを披露していた東京23FCでしたが、浦安相手に劣勢に回る時間が多くなりました。さすがに優勝を決めているクラブの実力を、伺い知ることができました。


この試合のハイラトは後半38分。再び東京の選手が裏へ抜け出した所を、キーパー永井選手がファールでPK。これが決まれば試合はほぼ決する時間帯でしたが、このPKを永井選手がビッグセーブ。左手を目一杯伸ばしてのスーパーセーブで、自らのファールを帳消しにするとともに、チームに勢いをもたらしました。


このPKセーブで勢いの出た浦安は、後半42分にコーナーキックから、竹中選手がヘディングシュートを叩き込んで同点。優勝クラブの意地を見せて、試合終了です。関東1部を2年連続で、見事優勝を果たしたブリオベッカ浦安。しかし浦安にとっては、ここからが先がJFL昇格へ向けての、本当の戦いの始まりですね。


試合採点

ハッスル度 4.5

見応え度 5

名勝負度 5

満足度 4.5

尻上がり度 6