結果:ジェフユナイテッド千葉L 0-0 INAC神戸レオネッサ
場所:フクダ電子アリーナ 観衆4377
現在首位に位置するものの、以前のような圧倒的な強さを見せられていないINAC神戸。ホームで迎え撃つ千葉も、エキサイティングシリーズに向けて勝ち星を伸ばしておきたいところ。4000人以上の観衆が集まったフクアリからの現地観戦です。
ディフェンスラインからボールを繋ぐINACと、菅澤選手めがけてロングボールを放り込む千葉。お互いのチームの特徴が現れた試合展開でしたが、より多くゴールに迫っていったのは千葉のほうでした。
ロングフィードやサイドからのクロスなど、分かりやすい攻撃の多い千葉ですが、なにしろ菅澤選手の空中戦は負け知らず。これだけ競り合いの強い選手がいると、単純なクロスでも、何か起こりそうな期待感がありますね。
一方のINACは両ウィングが中央に入ってきてしまうので、ゴール前の密集を作ってしまいます。松田監督になってから、サイドからの崩しが極端に減った印象を受けますが、中央突破に強いこだわりがあるのでしょうか。両サイドのスピードある攻撃はINACの武器だっただけに、最近の窮屈なサッカーが気になるところです。
試合は両ゴールキーパーの活躍もあってスコアレスドロー。日テレ浦和戦に続いての無得点試合になってしまいましたが、試合内容やプレーの激しさなどでも、今日の試合のほうが見所の少ない寂しい試合内容でした。川澄選手や鮫島選手など、代表クラスの選手がスタメン落ちするなど、INACは質の高いサッカーを見せられなくなっている現実があります。
唯一のプロクラブとして、結果内容ともに、なでしこリーグを引っ張って行く存在であって欲しいのですが・・・
今日のフクアリは天気も良く、子供達もたくさん訪れていてメインスタンドは満席でした。しかしバックスタンドは解放されていないので、テレビ中継を見るとほとんど無観客試合です。反対側から映すなど、もっと「よく見せる」工夫も必要なのではないでしょうか。
試合採点
ハッスル度 4.5
見応え度 5
名勝負度 5.5
満足度 4
キーパー対決度 6
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