結果:鹿島アントラーズ 3-0 ガンバ大阪
場所:埼玉スタジアム2002 観衆50828
埼スタのゴール裏を赤く染める鹿島サポーターの風景に、少し違和感を感じてしまいますが、やはり国立のような中立のスタジアムは必要ですね。強豪同士の好カードで5万人以上の観衆で埋まり、お菓子までもらえたヤマザキナビスコカップ決勝を現地観戦です。
大会2連覇を狙うG大阪と、ファイブ・タイムス・チャンピオンの鹿島の対戦。宇佐美選手と柴崎選手のプラチナ世代対決など、見所の多いこのカードですが、遠藤選手と小笠原選手の黄金世代対決も注目の一つでした。
いまだにJ1のトップクラブの主力であり続けることがすでに驚きですが、今日の試合でも、大事な場面で体を張ったプレーを披露するなど、この2人の存在感は今もって抜群でした。MVPまで獲得した小笠原選手ですが、選手寿命のピークを伸ばしたことも、この黄金世代の功績ですね。
試合のほうは、鹿島が序盤から勢いを持って攻勢し、何度も決定機を作り出します。セカンドボールへの当たりも強く、赤﨑選手の裏への動きも効果的でした。G大阪は時折カウンターを仕掛けるのが精一杯という感じで、鹿島が完全に試合を支配する時間が続きますが、ゴールを割るには至りません。
こういう展開で大きな鍵になるのがやはりセットプレー。後半15分、コーナーキックからファンソッコ選手がヘディングシュートを決めて大きな先制点。残り10分を切ると山村選手を投入して守備固めで、勝負にこだわる鹿島らしい試合運びかと思われましたが、ここからさらに攻撃のギアが一段上がったことに驚きました。
逆にG大阪は90分通して、ほとんど流れを引き寄せられませんでした。試合終盤には焦った縦パスを再三カットされ、何度もピンチを迎えます。後半41分にはカイオ選手にビューティフルシュートを決められ万事休す。予想以上に差がついた試合でしたが、シックス・タイムス・チャンピオンとなった鹿島の強さを、これでもかと知らしめたファイナルでした。
試合採点
ハッスル度 6
見応え度 6.5
名勝負度 5
満足度 6.5
シックス・タイムス・チャンピオン度 8
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