結果:東京ヴェルディ 0-3 ジュビロ磐田
場所:味の素スタジアム 観衆16629
J2リーグ、2位の磐田と6位の東京Vの上位対決。東京Vにとって、2008年以来のJ1復帰に向けて絶好のチャンス。なんとかプレーオフ圏内に踏みとどまりたいところでしょう。飛田給駅の急行列車も臨時停車になるほど、注目の一戦を現地観戦です。
序盤からペースを握っていたのは東京Vでしたが、この試合のハイライトは前半24分に訪れます。磐田の森下選手が、ペナルティエリア内でハンドを犯して一発レッド。PKを与えるとともに、前半から10人での戦いを余儀なくされてしまします。
しかしこの絶体絶命のピンチをカミンスキー選手がPKストップ。磐田の窮地を救いました。どんなスポーツでも、数的不利は絶対的なハンデとなるものですが、サッカーに限ってはそうとも言えません。時に状況が好転することすらあるから面白いものです。
ワールドカップでのギリシャ戦も記憶に新しい所ですが、選手のやることが、ハッキリするのも理由の一つかもしれません。特にこの状況での監督の采配は、腕の見せ所とも言えるでしょう。前半のうちに素早く2枚の交代カードを切った名波監督。選手に明確なメッセージを伝えると、後半にはまったく数的不利を感じることなく、見事なカウンターからの3得点。
ハリルホジッチ監督が見たら喜びそうな速攻でしたが、2得点のアダイウトン選手の突破はすごい迫力でした。東京Vにとっては、10人の磐田相手に勝ち点を重ねる絶好のチャンスでしたが、まさかの返り討ちを受けるはめに。
つくづくあのPKが決まっていればと、タラレバを言いたくなりまが、これがサッカーの面白さでもあります。ホームの味スタに1万人以上を集めてのビッグマッチで、ダメージも大きい敗戦となってしまいました。
試合採点
ハッスル度 5.5
見応え度 6
名勝負度 5
満足度 5
返り討ち度 7
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