結果:浦和レッズ 5-2 ヴィッセル神戸
場所:埼玉スタジアム2002 観衆52133
近年の浦和レッズのホーム最終戦は、あまり良い印象がありませんが、年間優勝の可能性を残しているだけに、例年のような試合は見せられないはず。神戸にとってもファーストステージに続いて、2回も目の前で優勝を決められるわけには行きません。2015シーズン、Jリーグ最終節を現地観戦です。
最高の立ち上がりを見せたのは浦和でした。関根選手が右サイドを突破して、武藤選手がヒールでゴール。開始2分での先制パンチですが、今年の浦和躍進の立役者でもある、関根選手と武藤選手のゴールが、今シーズンを象徴しているようです。その後も浦和は見事なパスワークで神戸を翻弄。何本ものダイレクトパスが回り、見ていて楽しいダイナミックな攻撃を披露します。
その象徴だった3点目のゴール。柏木選手自身も「最高のゴール」とコメントしていたほど、完全に崩し切った見事な得点でした。しかしここから浦和はペースダウンしてしまいます。90分通してリズムに波があるのは浦和の課題でもありますね。
神戸は石津選手のミドルシュートで1点を返すと、序所にペースを掴みます。前半15分で交代カードを切るなど、ネルシーニョ監督の鬼采配も功を奏し、一時は1点差まで詰め寄るしぶとさを見せました。
3点差からの追い上げに、思わず野球のサムライジャパンの韓国戦を思い出しましたが、そんな重い空気の中での青木選手の追加点は、浦和にとっては大きなゴール。この1点で、勝負の行方は決まりました。
さて、これで2015年のJリーグは日程終了。上位陣の顔ぶれを見ると、大都市圏の大きなクラブが、実力通りの結果を残した印象です。そして残すは今シーズンからの目玉のチャンピオンシップ。このための2ステージ制とも言えるでしょう。幸い準決勝は、浦和vsG大阪という好カードにもなりました。はたして世間一般の人達まで、どれほど注目を集めることができるでしょうか。大いに注目です。
試合採点
ハッスル度 6
見応え度 7
名勝負度 6
満足度 6.5
最終節度 6
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