結果:U-23日本 1-0 U-23北朝鮮
場所:テレビ観戦
巷の評価はあまり高くないリオ五輪世代。アテネ世代や北京世代なども、今振り返れば豪華なメンバーが揃っていましたが、当時は「谷間の世代」なんて呼ばれていましたからね。しかし、このリオ世代が他の世代と決定的に違うことは、世界を知る選手が少ないこと。手倉森監督も「何も成し得ていない世代」とコメントしていましたが、世間の評判を覆し、オリンピックへの切符を手にすることはできるでしょうか。
初戦の相手は北朝鮮。アンダーカテゴリーの大会でも負けが続いている相手ですが、内容的には日本が試合を支配しながら、カウンターで失点するという、お決まりのパターンでの敗戦が常でした。しかし、今日の試合ではついに内容でも北朝鮮に主導権を握られる展開に。
手倉森監督は「堅守速攻」のスタイルで行くことを明言していたので、ある程度は予想できた試合展開でしたが、攻撃面ではほとんどチャンスを作ることが出来ず。連動したプレーは、久保選手がポストに当てたシュートくらいでした。
前線にはタレントが揃っている攻撃陣ですが、サイドからの攻撃もほとんど見られません。右の南野選手、左の中島選手と、どちらも中央寄りになってしまうので、サイドのスペースは空いたまま。前半はそのスペースに室屋選手がオーバーラップして来ましたが、先制点が入ると自重気味に。中島選手のキープ力は光っていましたが、もっと前線の個性を生かした攻撃が見たいですね。
結局開始5分にコーナーから決めた、植田選手のゴールを守り切り、勝ち点3を獲得。内容的には寂しい試合でしたが、結果が全てのオリンピック予選。しかも大事な初戦としては、文句無しの結果と言えるでしょう。勝って反省できることがなによりですが、これから先も厳しい試合が続くことは間違いないようです。
試合採点
ハッスル度 5.5
見応え度 5
名勝負度 5.5
満足度 6
虎の子度 7
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