結果：U-23日本 ４－０ U-23タイ
場所：テレビ観戦
初戦の北朝鮮戦から６人を入れ替えてきた手倉森監督。最大６試合を戦うことが大前提となる中では当然の采配ですね。テレビ中継での情報では、選手の出場時間にも細かく気を配っているようで好感が持てます。必ず厳しい試合になるであろう決勝トーナメントで、最高のパフォーマンスを出せるようなマネジメントにも、引き続き期待したいです。
結果は４得点の快勝。一晩明けて、軒並み高い評価の声が多く聞かれているようですが、個人的にはそれほど良い試合内容ではなかったと思います。初戦の課題として、選手の距離感を上げる声もありましたが、この試合でも選手が孤立するシーンが多く見られました。トップの選手がしっかりボールを収めても、周りのフォローが無いので次の攻撃に時間がかかってしまいます。
得点シーンのほとんどは、中盤から裏へのロングボール。それ以外でもロングボールの攻撃が目立ち、オフサイドにかかるシーンも多く見られました。やはり選手間の距離が遠いため、ショートパスや連動した崩しが見られないのが、大勝のわりには物足りない試合になっているのかもしれません、それでもアタッカー陣が得点を重ねたことは、大きな収穫です。
タイのキーパーの好セーブもあり、シンガポール戦の引き分けを彷彿させるような展開だっただけに、鈴木武蔵選手の先制ゴールは、大きな価値のある得点でした。２戦を終えた時点で首位通過が決まるなど、風も日本に流れているようです。この大きなアドバンテージを生かして、決勝トーナメントの初戦に向けて、万全の体勢を整えて欲しいですね。それでもサウジアラビア戦のテレビ中継は、何かと理由を付けて「絶対に負けられない戦い」を煽ってくるでしょうけど。
試合採点
ハッスル度 5.5
見応え度 6
名勝負度 5
満足度 6
バタバタ度 6
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