結果:U-23日本 2-1 U-23イラク
場所:テレビ観戦
北朝鮮、イラン、そしてイラクと、今まで辛酸を舐めさせられた相手を倒してのオリンピック出場権獲得。U-23の大会をオーバーエイジ無しの21歳以下で出場したり、全てはこの勝利のための経験だったと思うと、「必要な敗戦」もあるとつくづく実感します。
しかし、やはりイラクは強い相手でした。日本は激しいプレッシャーを受け、ほとんどボールを回せません。解説でも指摘されていたように、サイドチェンジなどの大きな展開力も無し。逆サイドが見えていれば、チャンスになりそうな場面も多く見られました。攻撃はショートカウンターで、何とか対抗しましたが、アジアを相手に格上仕様のサッカーをしなければならないのは、まだまだ成長しなければならないチームですね。
それでも原川選手の劇的ゴールが決まり、世界の切符を手にしたことを、今は素直に喜びたいと思います。これで6大会連続のオリンピック出場。その次は東京開催なので7大会連続出場です。まだ決勝戦は残っていますが、この成果を上げた要因は、手倉森誠監督の采配による所も大きかったと思います。
毎試合大幅にメンバーを変えるターンオーバー制は、逆に負けた場合は、敗戦理由として叩かれるリスクもあるはず。しかしこの大会での成功を受けて、日本の「ベストメンバー主義」に大きな風穴を開けるくらい、今後に影響力のありそうな手倉森誠監督のチームマネジメントでした。
このチームの前評判が低かったことも、この予選をスリリングで面白いものにしてくれました。史上最強と謳っていながら予選敗退とは逆の効果ですね。決勝戦では、プレッシャーから解放された「内容が全て」の試合を期待したいです。
試合採点
ハッスル度 6.5
見応え度 6
名勝負度 6
満足度 7
リベンジ度 7
0コメント