結果:ジェフユナイテッド千葉 3-0 柏レイソル
場所:フクダ電子アリーナ 観衆12921
世界3大カップ戦?と名高い「ちばぎんカップ」。同じ千葉県のクラブでありながら、近年はJ1、J2と違うカテゴリーが続いているため、意外とレアな対戦カードになっていることも、このカップ戦の価値を高めていますね。というわけで、2016シーズンのJリーグ観戦は、ちばぎんカップからスタートです。
さて、今シーズンから大幅にメンバーが入れ替わった千葉。この試合でも10人が新戦力でしたが、これだけ様変わりすると「システムはどうなるのか」「連携は上手くいくのか」「そもそもジェフ千葉と呼んでいいのか」などなど心配のほうが多くなりそうです。クラブの事情もあるでしょうが、関塚監督にとっても勝負の年となるのは間違いないでしょう。
システムは4−4−2で、やはりFWのエウトン選手と船山選手が軸となりそうです。基本的にはカウンターで少ないチャンスをモノにして行く形ですが、この試合でのカウンター攻撃は、しっかりシュートで終わっている所が、セットプレーのチャンスにも繋がっていました。千葉がセットプレーからの3得点。両チームとも流れの中からはなかなかチャンスは作れませんでしたが、攻撃面での連携はこれから徐々に上がっていくのでしょう。
3点目のイ・ジュヨン選手のドンピシャヘッドはお見事。後半途中から入った長澤選手も、光るモノを見せてくれました。オリンピック予選効果か、オナイウ選手への期待感も大きかったですね。一方、点差的には完敗の形になってしまった柏ですが、試合を支配していた時間が多かったのはやはり柏のほうでした。
1トップのオリヴェイラ選手の強さは見られましたし、この試合で一番目立っていたのが大津選手。ここ数年、苦しいシーズンを送っていただけに、今シーズンの爆発が期待されるところです。最後にこの試合はレフェリーは、わりとファールを取らない傾向にありました。今年のJリーグの指標となる判定なのかもしれませんね。いちいち試合が止まらないことは、大いに結構なことです。
試合採点
ハッスル度 5.5
見応え度 5.5
名勝負度 5
満足度 6
世界3大カップ戦度 4.5
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