日本 vs アフガニスタン

大会:FIFAワールドカップ アジア2次予選

結果:日本 5-0 アフガニスタン

場所:テレビ観戦


2016年最初の日本代表戦。U-23代表はオリンピック出場を決めたものの、フットサル代表や、なでしこジャパンがまさかの敗退を喫するなど、サッカー界では暗い話題が続いています。サッカーファミリーの屋台骨である男子日本代表が、明るい話題を提供してくれる一年になって欲しいものですね。


さて、格下のアフガニスタン相手に5-0と完勝。監督のインタビューや解説陣のコメントなどでも、満足感の漂う試合後の雰囲気でしたが、日本の先制ゴールが生まれたのは前半43分。それまでは単調な攻撃も目立ち、相手キーパーのファインセーブも飛び出すなど、シンガポール戦を彷彿させるような試合展開でした。


前半日本が苦戦した要因として、柏木選手をサイドで起用した点が上げられます。今までボランチとして試合を上手くコントロールしていた柏木選手ですが、サイドでは消えることも多くなっていました。香川選手や清武選手など、センタータイプの選手を左サイドで使うことも多いですが、柏木選手同様にサイドではなかなか輝くことができません。


やはり日本ではセンター主流の傾向があるため、なかなか本格派のウインガータイプの選手が、生まれない背景があるのかもしれません。その意味では原口選手は貴重な存在とも言えますが、当面の課題は左サイドのアタッカーの発掘でしょうか。


とにもかくにも、そんな苦しい状況の中で生まれた先制点。岡崎選手の見事な得点は、非常に価値のある物で、この試合の「全て」とも言えるゴールでしょう。どん欲にゴールに向かい続けた金崎選手の姿勢も評価できますが、ここぞの一撃で仕留める岡崎選手とは、風格の違いすら感じてしまいました。


岡崎選手を見ていると、ゴン中山選手を彷彿させるのですが、全盛期の中山選手にテクニックまで付けたような凄さを感じます。日本人最高とも言える、海外での実績もダテではないですね。30歳過ぎても成長し続けた中山選手のように、岡崎選手もまだまだ成長を見せてくれること間違いないでしょう。


試合採点

ハッスル度 5

見応え度 6

名勝負度 4

満足度 6

ここぞの一撃度 7