結果:U-23日本 2-1 U-23メキシコ
場所:テレビ観戦
ポルトガルで行われた国際親善試合。古びたスタジアムに無観客状態と「練習試合」感満載の環境なのですが、前日に行われた日本代表の「公式戦」よりも、はるかに内容の濃い試合となりました。
ロンドンオリンピック金メダルのメキシコ。そんな強豪相手に最高の入り方を見せた日本。前線からのプレスがハマり、開始2分で中島選手のゴールが生まれます。その後も日本は攻守の切り替えが素晴らしく、メキシコにほとんどチャンスを作らせません。
光っていたのは遠藤選手の中盤でのディフェンス。フル代表にも選ばれた逸材ですが、この試合ではその能力をいかんなく発揮できていました。その遠藤選手のボール奪取から、流れるような形で決めた2点目は、カウンターのお手本のような素晴らしい得点でした。
後半に入るとメキシコの攻勢を受けます。試合前の手倉森監督の言葉でも「我慢」がキーワードになっていましたが、まさに我慢の展開。後半24分には1点返されますが、その後もキーパー中村選手を中心に、必死の守りを見せます。
解説の秋田さんもコメントしていたように、まさに「体を張れるチーム」になっていました。際選手や関根選手など新戦力も試し、6人の交代選手にもしっかり時間を与える手倉森監督の采配も冴えています。この試合のテーマの「我慢」を乗り切っての見事な勝利。
やはり「アジアで勝った」という経験が、選手達を大きく成長させたことを実感できた、価値のある親善試合となりました。しかしロンドンオリンピック前も、メキシコとは親善試合をして勝っていますが、本番ではしっかりお返しされましたからね。本番でもこのような内容の試合が出来るか。やはり鍵を握るのは、手倉森監督のチームマネジメントになりそうです。
試合採点
ハッスル度 6.5
見応え度 7.5
名勝負度 6.5
満足度 7
体を張れるチーム度 7
0コメント