結果:日本 0-2 アメリカ
場所:テレビ観戦
アメリカ遠征の第2戦。初戦はBS放送、今回はCS放送と試合時刻の関係もあるでしょうが、高倉監督初采配のアメリカ戦が地上波中継されないのは、オリンピックを逃した影響なのかも知れません。逆のこの試合も大勢の観衆が訪れていたアメリカですが、日本との一番の違いは女性客の多さ。黄色い声援が響くスタジアムの光景は、文化となっている羨ましさも感じてしまうのです。
さて、試合のほうは後半31分に雷雨のため打ち切りとなりましたが、90分続けていても結果は変わらなかったように思います。前の試合で3失点したアメリカは、日本の攻撃陣を相当に警戒。特に岩渕選手には激しくコンタクトするようになり、前回のように前を向かせてもらえません。
前線で起点が作れない日本はシュート数わずか3本と、完全に封じ込まれてしまいました。日本の攻撃が機能しなかった原因の一つに、サイド攻撃がほとんど見られなかったこともありました。サイドハーフとサイドバックの連携不足、またサイドバックに本職ではない宇津木選手と川村選手を起用したこともあります。サイドバックの発掘が日本の課題ではあるのですが、やはり「本職」からの発掘も期待したいところです。
もちろん良い点も見られました。10番の阪口選手は攻守において大車輪の働き。もともと良い選手なのは誰もが知るところですが、やはり澤選手、宮間選手がいないことで、一際その存在感が目立つようになりました。
そしてもう一人大活躍だったのが、キーパーの山根選手。2失点はノーチャンスだったものの、その他はパーフェクトな出来。決定的な場面を何度もビッグセーブで防ぎ、高さでもアメリカを圧倒しました。佐々木前監督も「山根が日本のゴールを守るようになれば日本のサッカーは変わる」とコメントしていましたが、今日はまさにそんな予感を感じさせてくれるパフォーマンス。初戦のキーパーが山根選手だったら、勝利も手にできただろうとも思ってしまいました。
試合採点
ハッスル度 4.5
見応え度 5.5
名勝負度 4.5
満足度 5
山根覚醒度 7
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