大会:JリーグD1 第25節
結果:FC東京 0-0 サガン鳥栖
場所:味の素スタジアム 観衆30867
ここ最近では上り調子の鳥栖と、苦戦気味の東京。お互いにゆかりのある監督や選手も多く、見どころの多い対戦カード。ただ3万人以上の観衆のお目当は、やっぱり鳥栖のトーレス選手ではないでしょうか?
もちろん僕もその一人。FC東京には申し訳ないですが、ほぼトーレス選手中心の試合観戦。オフ・ザ・ボールの動きも注視していると、驚かされるのがその運動量の少なさ。ポストプレーの対応がメインで、裏へ抜け出す動きや前線からの守備は皆無。
「ハードワーク」や「運動量」がよくキーワードになる日本サッカー。ただその言葉が本当に正しいのかと疑いたくなるほどの、トーレス選手の運動量。トーレス選手に限らず、ポドルスキ選手もイニエスタ選手も、下手に「動き過ぎない」のは共通するところ。ガムシャラにボールを追い回し、肝心な場面でゴール前に入れない日本の選手はよく見ますからね。
ただ、トーレス選手が中央で孤立していて、相手ディフェンダーにとっては守りやすい格好。金崎選手も小野選手も、もっとトーレス選手の近くでプレーした方が、チャンスが増えそうな気もするのですが。強烈なヘディングシュートや絶妙なループパスも見られましたが、結局この試合では不発。
それでもトーレス選手がシュートを放てばスタジアムが湧き、いまだにJリーグでプレーしていること自体が嘘みたいな選手。プレーする姿を生で見られただけでも、チケット代を払う価値は十分なのです。
試合採点
ハッスル度 4.5
見応え度 5
名勝負度 5
満足度 5
トーレス不発度 6.5
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