大会:YBCルヴァンカップ 準々決勝
結果:川崎フロンターレ 1-3 鹿島アントラーズ
場所:味の素スタジアム 観衆19214
ルヴァンカップ準々決勝。初戦は1ー1とアウェーゴールで川崎が一歩リード。0ー0でも川崎の勝ち抜けというのが試合前のシチュエーションでしたが、この条件が両チームに影響した部分も多少はあったでしょうか。
得点を取らないといけない鹿島と、スコアレスでもOKの川崎。ただチームの特徴が消されてしまうのはやはり川崎の方。守備の意識が持ち前の攻撃力にブレーキをかけ、なかなか鹿島ゴールに迫れない前半。
一方の鹿島は28分、右サイドからのクロスを山本選手が頭で流し込み先制。37分にも右サイドからのクロスにキーパーがパンチング、こぼれ球を再び山本選手が決めて追加点。アウェーゴールの2得点と、鹿島にとっては大きなリード。
しかしこれで試合前とは状況は一変。攻めに出るしかない川崎は、後半に入ると持ち前のパスワークで鹿島を圧倒。右へ左へと鋭いパスを送る中村憲剛選手は、相変わらずの凄い選手。51分にPKから1点を返すと、スタジアムは完全に川崎の押せ押せムード一色に。
普通の相手なら、この川崎の猛攻に飲み込まれてしまうでしょうが、そこは百戦錬磨の鹿島。ひとしきり川崎の猛攻を凌ぐと、カウンターからセルジーニョ選手が3点目を決めて勝負アリ。
この得点の見事なアシストを決めた安部選手。若干19歳ながら、堂々としたプレーに目を引かれる選手。今Jリーグの期待の若手ナンバーワン。
鹿島の試合巧者ぶりが光った試合でベスト4進出。昨年の悔しさを晴らせずここで敗退となった川崎は、ホームが等々力でなく味スタだったことも影響したのかも?
試合採点
ハッスル度 6
見応え度 6
名勝負度 5.5
満足度 6
試合巧者度 6.5
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